いもじろうの雑記

庭の池、水槽、DIYのことや普段の生活について書いています

DIY(屋根裏に地デジアンテナを設置)④完結編とまとめ

年末に設置したデザインアンテナを八木式アンテナに交換したが、電波は地域によって垂直・水平の2パターンありの、それぞれ設置方法があることを教えていただいた。
僕が住んでいる地域はアンテナは水平に設置する地域のようなので早速向きを変えてみた。
なお、紆余曲折を経て最終的にはデザインアンテナを使用することにした。

前回の記事

imojiro.info

 

スポンサーリンク

 

水平偏波と垂直偏波それぞれのアンテナ設置の向き

地デジの電波は、垂直偏波と水平偏波というものがあり、八木式アンテナを設置するときは方角に加えて、向きを電波の方向に合わせて設置する必要があるらしい。
アンテナの方角と向きは、近所の家に合わせておけば問題なさそうである。
誰かの役に立つかはわからないが、写真付きで紹介しておく。

水平偏波の場合

水平偏波を受信する場合、アンテナの向きは軸から飛び出している横棒が水平になるように設置する。
電波が地面に水平に波打っているため、それに合わせて横棒を水平にして電波を拾うのかな?

屋根裏に地デジアンテナを設置

水平偏波受信時における設置の向き(固定していないため少し傾いている)
垂直偏波の場合

水平偏波を受信する場合、アンテナの向きは軸から飛び出している横棒が水平になるように設置する。

屋根裏に地デジアンテナを設置

鉛直偏波受信時における設置の向き
デザインアンテナの場合

ではデザインアンテナはどうなのかと思い調べてみると、水平偏波用(明記されていない)と水平偏波用(「垂直偏波専用」と記載がある)の2種類あるらしい。

水平偏波用のデザインアンテナ(参考)

垂直偏波用のデザインアンテナ(参考)

 

八木式アンテナの向き変更

前置きが長くなってしまったが、八木式アンテナの向きを変更する。

再びテレビの受信状況を見ながら位置を決めていく。今度はテレ朝だけでなくほかの局も注意して作業したところ、今までと比べものにならないくらい電波受信状況がよくなった。しかしどうしてもNHK総合だけ映らない。アンテナをNHK総合に合わせると他の局が映らない。
とりあえずNHK総合はあきらめて、他の局の映りがいい場所にアンテナを設置した。

屋根裏に地デジアンテナを設置

八木式アンテナ移設後(途中写真を撮り忘れたため最終形)

NHK総合だけ映らない

ニュースを見るときはNHKかテレ東のWBSくらいしか見ないため(キー局はもうちょっと真面目にニュース報道してほしい)NHK総合が映らないのは困る。受信料も払っているしもったいない。
年末に買ったデザインアンテナにNHK総合を受信させ、混合器を追加するしかなさそうである。

混合器を買う前にNHK総合の電波状況がいい場所を探していく。デザインアンテナの位置を決めていくなかで、なんと全チャンネルがきれいに映る場所を発見。
デザインアンテナを縦向きで探していたもののいい場所がなく、思い付きで横向きにしてみたところ受信状況がよくなり、思いもよらぬ形で問題が解決した。

アンテナ問題の解決

最終形がこちら。

屋根裏に地デジアンテナを設置

デザインアンテナの設置位置

屋根裏に地デジアンテナを設置

八木式アンテナは使っていないが何かの時のためにこのまま置いておく

構成は年末時点と全く同じもので、デザインアンテナとブースターの位置のみ変わっている。ブースターはアンテナに取り付けられるのだが、もし何かしらで設定する必要があるときに触れなくなるため別で取り付けた。

(年末時点の地デジアンテナ構成)

結局、昨年末に買ったものだけで状況が改善してしまい、最近買った八木式アンテナやアンテナ設置用のイレクターパイプなどは無駄になってしまった。混合器を先に買わなかったため被害は抑えられたし、光テレビ料金数か月分でもとがとれるので深く考えないことにする。

備考(八木式アンテナとデザインアンテナ比較)

色々試してみて、八木式アンテナとデザインアンテナの良いところ悪いところが見えてきたため参考にまとめておく。
なお、屋根裏(天井内)設置のため見た目や風の影響は比較していない。

デザインアンテナ

  • 小型で持ち運びや設置がしやすい
  • 設置位置の幅が広く、電波受信状況がいい場所へピンポイントに配置できる
  • 取り付けの金具がついている
  • 電波を拾う能力は八木式アンテナに劣る

八木式アンテナ

  • 電波を拾う能力が高い(我が家の場合デザインアンテナ+10db位)
  • 見た目の割に軽い(デザインアンテナより軽い)ため、少し細い部材等にも取り付けができそう
  • 取り付けに別途ポール等の用意が必要で、嵩張るため狭い場所での取り回しがあまりよくない

一長一短で、どちらがいいとは言えないが、屋根裏に設置する場合だと設置する上での制約がクリアできるのであれば、コストが安く受信に安定感のある八木式アンテナのほうがよいのではないかと思う。

使ったもの・買ったもの

地デジアンテナ
電波を受ける部分。感度とかいろいろあるので下調べが重要そうである。
僕は何となくで選んだがたまたまうまくいった。

ブースター(増幅器)
アンテナが受信した電波を増幅する。出力は調整できる。

アンテナケーブル
各部品を接続する。もともとF型コネクターがついているものもあるが、トータルで見ると自分で加工したほうが割安だと思う。
3C,4C,5Cなどがあるが数字が大きいほど線が太くなり電波の減衰が少なくなるらしい。

F型コネクター
⇒アンテナケーブルに取り付けて、各機器に接続する部分。デザインアンテナに1個、ブースターに4個ついていたので不足分の1個だけ追加購入した。

八木式アンテナ

購入したが今回は出番なし。デザインアンテナに比べて平均で10dB程度受信感度がよかった。

イレクターパイプ

八木式アンテナ取り付けに使用。アンテナ取り付け用の金具は結構高いためこちらのほうがお得感がある。

イレクタージョイントJ-46

イレクターパイプを取り付け面に対して水平に取り付けるのに使用。
取り付け面に垂直に取り付けるならJ-103を使う。
なお、長いものを使用する場合や屋外設置等風の影響を受ける場合は別途振れ止めを設置したほうがよい。

サンアロー接着剤

イレクターパイプとジョイントの接着に使用。
有機溶剤なので体に悪い。匂いもそこそこきつい。事前に取り付け可能なものはあらかじめ屋外で接着しておき、屋内や天井内での接着は必要最小限にしたほうがよい。