壁掛けPCケースを自作する(①構想編)

社会人になってから、自作のデスクトップパソコンを使っている。自作といっても売っているパーツを組み合わせるだけなので難しいことはない。
そんな中で、PCのケースは自分で作れそうだなあと思いながら早幾年。使っているPCがwindows11に対応していないこともあり、組み換えついでにPCケースを作ってみることにした。
まずは基本的なコンセプトを決めていく。

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既存のPCケースの不満な点

まずは、今のPCケースの不満な点を考えてみる。
文句を言うだけでは能がないが、文句を突き詰めるとその先には改善がある。はずである。

  1. コンパクトなものは拡張性がなく、大きいものは置き場所に困る
    今はコンパクトなケースを使っているがとにかく拡張性がない。色々なパーツが所狭しとぎゅうぎゅうに押し込まれている。かといって大きいものを買うと置く場所がない。

  2. 内部に埃がたまりやすい
    熱を逃がすためにはケースの外から空気を取り入れる必要があり、その時にPC内部に結構埃が入る。フィルターなども売っているし、隙間を塞ぐことも考えられるが、熱がこもって悪さをしそうである。

  3. ケース内部に簡単にアクセスできること
    2番にも共通するところだが、掃除や不具合発生(そんなことほぼないのだが)の時に簡単にケース内部にアクセスをしたい。
    ケースをあけやすいよう工夫したものも売っているが、置き場所が部屋の隅になりがちなのでイマイチ機能しなかったりする。

  4. いかにも「パソコンです」という見た目
    調べてみると、最近はオシャレなPCケースも色々売っているが、値段は相応に高い。極力費用を抑えつつ「まさかこれがPCとは」という感じのものを作ってみたい。

改善方法を考える

自分の中での不満な点がわかれば、それはこだわりたいポイントということになる。
どうすればよいかを一つずつ考えていく。

  1. コンパクトなものは拡張性がなく、大きいものは置き場所に困る
    将来的に色々拡張性できるように、また熱を逃がす意味でも容積が大きいほうが有利なのでケースは大きくしたい。
    大きいPCケースは置き場所が限定されるうえ、モニターの近くに置く必要がある。見回すと、モニターの脇のスペースが無駄になっている気がしてきた。

    壁掛けPCケース自作

    PCケースの設置位置
    ここに壁掛けPCケースを作ってみようと思った。

  2. 内部に埃がたまりやすい
    PCケースを壁掛けにすることで、埃がたまりやすい床面やコーナー部分を避けることができるため、埃を吸い込む量も少なくなる気がしてきた。
    あとは吸い込みの開口を大きくとって風速を遅くすることでより埃を吸い込みにくくできそうである。

  3. ケース内部に簡単にアクセスできること
    こちらも壁掛けにする時点で思いついたのだが、PCの正面(上の写真でいうと手前側)を扉にしてしまうことにする。

  4. いかにも「パソコンです」という見た目
    材料を木材とすることで達成できそうである。
    というか自分の技術と費用の面から考えると、加工しやすい木材で作る以外選択肢はあまり多くなさそうである。
    マザーボードを固定する板は、熱の影響もありそうなのでアルミ複合板を使ってみることにした。

PCケースの構想

今までの考察をもとに、PCケースは大まかに以下の構造でつくってることにした。細かい設計図は書かずに、現場合わせで作っていく。

  • 材料は基本木材とし、マザーボード取り付け部のみアルミ複合版
  • 壁掛けPCとし、取り付け位置はPCモニター脇の書斎間仕切り部分
  • ケース正面は扉にする
  • PCケース下部に吸い込み口を設け、上部に設置したファンで排気する
  • ケーブル類は必要最小限としたい

PCのスペック

はっきり言ってもともとのPCでもさほど遅いとは感じていなかったが、せっかくなので長く使いたいと思いそれなりのものを組んでみることにした。
CPUは初めて自作した時からなんとなくAMDのものを使っている。パーツは光らないもので何となくレビューのよさそうなものを選んでAmazonで買った。用途的にオーバースペック気味だが趣味なのでよしとする。
なお、グラフィックボードは高くなりすぎて手が出ず、電源は特にかわらなさそうなので元々あったものを流用した。

組み換え前のスペック

  • CPU:Ryzen5 1500X
  • CPUクーラー:CPU付属のもの
  • マザーボード:MSI B350M PRO-VDH
  • メモリ:DDR4-2400 8GB(4GB×2)
  • グラフィックボード:GeForce GTX 1660 Ti 6GB
  • SSD:2.5インチ256GB+2.5インチ512GB
  • 電源:550W

組み換え後のスペック

  1. CPU:Ryzen5 5600X
  2. CPUクーラー:サイズ 虎徹MarkⅡ
  3. マザーボード:ROG STRIX B550-A GAMING 【 ATX 】
  4. メモリ:DDR4-3200 16GB(8GB×2)
  5. グラフィックボード:GeForce GTX 1660 Ti 6GB
    ⇒変更なし
  6. SSD:m.2 250GB+m.2 1,000GB
  7. 電源:550W
    ⇒変更なし


長くなってしまったが、次回から実際の製作に取り掛かっていくことにする。

(次の記事)

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