マザーボードを壁に固定することができたので、次にPCを組み立てていく。
パーツの大部分はマザーボードに差し込むだけで大した問題なさそうだが、一部パーツの重みを受ける必要ものもあるため、そのあたりは工夫が必要になってくる。
(前回の記事)
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ストレージの取り付け
ストレージはM.2 SSDを使用する。
今までのHDDやSSDは電源とデータやり取りのためのケーブルが必要だったが、M.2 SSDはマザーボードに差し込むだけでよいので、PC内部の配線がすっきりする。
今回買ったマザーボードにはM.2 SSD用のヒートシンク(マザーボード真ん中あたりと下部にある銀色の細長い板)がついていた。そんなに熱がでるものなのだろうか。
作業はヒートシンクを外し、M.2 SSDを差し込み、ヒートシンクを元に戻すだけである。やはり配線がないのは中々いい。
CPU、グラフィックボード、メモリ取り付け
まずCPUを取り付ける。
CPUとM.2 SSDはマザーボード固定後に取り付けたが、嵩張るものでもないので壁に固定する前にマザーボードに組み込んでおいたほうが、落として壊すリスクが少なかったなというのが反省点。
続いてCPUクーラーを取り付ける。
いつもはCPU付属品のクーラーを使っていたが、今回はケース内のエアフロー(別途紹介予定)を考慮して付属品でないものを買ってみた。
マザーボードに固定するためのパーツが専用のものになるため、壁に固定する前に取り換えておく必要がある。
CPUクーラーは思ったより大きかったが、見た感じCPUはよく冷えそうである。
グラフィックボードとメモリも取り付ける。
どちらも差し込むだけなのだが、グラフィックボードは少し重く、そのままにしておくのは少し不安を感じた。普通のPCケースはグラフィックボードを固定するような構造になっているが、今回はそんなものはない。仕方がないので針金で自重を受けておくことにする。
電源と電源スイッチを仮につなげて起動テスト
ここで一度PCがきちんと動くかを確認するため、電源と電源スイッチを仮でつなげてPCを起動してみる。OSが入っていないので、起動というかWindows10をインストールした。
ディスクドライブは使用頻度がめちゃくちゃ低い(年に数回)ため、外付けのものを使っている。
見た目はアレだが、問題なくWindows10をインストールすることができた。一応このままでも使うことはできる。
ケースの枠を作り電源を固定する
続いてケースの枠を作っていく。
L字の金具とタッピングビスを使い枠を作り、枠にMDFボードをタッピングビスで取り付けていく。
電源は枠の下側に木材を渡してそこに置く。地震などで水平方向にずれないように、渡した木材に、頭が少し出た状態でビスを打ちずれ止めにした。
電源スイッチも固定する。
よい取付方法を思いつかなかったため、ケースの右下の枠にビスで固定しておいた。
今回はここまで。かなりそれっぽくなってきた。
SATAのHDDやSSDを選んでいたら、それを固定する工作も必要だったため、M.2 SSDを選んでおいてよかったと思う。
あとは正面の扉をどうするかと、換気のためのファンの取り付けが残っている。
今回使ったもの、買ったもの
- ストレージ:M.2 SSD
システムドライブ:Samsung 980 PRO MZ-V8P250B(250GB)
システムドライブはあまり容量もいらないかなと思い250GBのものにした。メーカーにこだわりはないが、レビューがよさそうだったため選んだ。
データドライブは、OneDriveの容量に合わせて1TBのものを選んだ。メーカーへのこだわりは特になく、とりあえず聞いたことがあるメーカーで安いものを選んだ。 - CPU
Ryzen5 5600X。
僕の使用用途に対して過剰なスペックを持っていると思われる。長く使うつもりなので極力いいものを、と思い購入。
実はIntelのCPUでPCを組み立てことがない。別にIntelが嫌いなわけではなく当初AMDのほうが安かったから。今はAMDも高くなってしまった。
- CPUクーラー
サイズ 虎徹MarkⅡ。
普段はCPU付属のもの(マザーボードに向かって風が吹く)を使うのだが、今回はエアフローを考えて横向き(マザーボードと平行)に風が吹くものを選定した。
届いたら思ったよりでかくてびっくししたが、音が静かでCPUもよく冷える。
- グラフィックボード
GeForce GTX 1660 Ti 6GB。もともとあったものを流用。
買った時より値段が上がっている...。 - 電源
元々あったものを流用。Antecの550W。
使っている感じでは特に容量不足はないみたいである。 - 電源スイッチ
電源を入れるのに必要。とりあえず安いものを買った。
リセットボタンや電球は特に不要なのでシンプルに電源スイッチだけのものにしている。
- 枠(木材)
20mm×30mmのものを使用。サイズに深い意味はない。 - MDFボード
ケースの側面と天板に使用。
ホームセンターでカットしてもらったが、実はカッターナイフでも切れる。一度で切るのではなく、切れ込みを入れてそこを何度も刃でなぞっていくと少しずつ切れていく。
- L字金具、タッピングビス
このあたりはホームセンターで安いものを適当に買っている。
L字金具は1個数十円程度、タッピングビスも細いものなら数百円だろう。
板厚が薄すぎると変形する恐れがあるため、そのあたりは実物をみて判断がよいと思う。
なお、Amazonとかに売っているめちゃくちゃ安いやつは端部にバリが残っていたり、精度が悪かったりするのであまりお勧めしない。
(次の記事)