壁掛けPCケースを自作する(⑤扉取り付けとエアフロー改善)

作業もいよいよ大詰め。
今回はケース正面の扉と、購入した排気用のファンを取り付ける。

(前回の記事)

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ケースからの排気の見直し

扉を取り付ける前に、排気が弱い気がするためファンの見直しと改造を行った。

排気ファン交換

排気ファンとして余っていたCPUクーラーを仮で取り付けていたが、ファンを購入したため取り換える。
ファンは、SCYTHE(サイズ)社の「KAZE FLEX 120 SLIM」を購入した。過去に何社か試してみたが、SCYTHE社のファンが音が静かで使いやすかったためそこからはサイズ社のものばかり使っている。

ファンの台数を増やす

ファンの回転数を上げずに風量を増やすとなると、ファンの台数を増やすことが考えられる。
ファンを設置するスペースが必要であることと少々お金がかかる(ファン代金1,000円位)ことが制約となるが、幸い今回はどちらも問題ない。

1台は「KAZE FLEX 120 SLIM」を購入し、もう1台は同じ回転数あたりの風量が多い「KAZE FLEX 120」を購入した。
熱がこもりやすい左側は風量を多めに、右側にも補助的に小さめのファンを取り付けてみた。

今思えば、これだけスペースがあるのだから省スペース用の「KAZE FLEX 120 SLIM」ではなく両方「KAZE FLEX 120」でよかった気がする。

壁掛けPCケースを自作する

排気ファン交換と増設後。
左が「KAZE FLEX 120 PWM」右が「KAZE FLEX 120 SLIM」
排気口の形状変更

有効開口面積を大きくすることで通過風速を遅くし、抵抗を少なくして風量を少しでも増やす。
現状、排気口はドリルとホールソーで適当に穴をあけてあるが、全面開口にしてしまうことにした。

壁掛けPCケースを自作する

現状の排気口形状

天板の材質はMDFボードなのでカッターナイフで切断する。
ファンの形に合わせて四角く切り取っていく。(四隅のねじ取り付け部分を面取りしておくため実際の形状は八角形になる。下の写真参照。)

切断するときは一度に深く切るのではなく、浅く切り込みを入れた後でそこを何度も薄くなぞっていくとよい。
少しずつ切れ込みが深くなっていき、裏面に線が見えてきたら板を裏返して切りとると仕上がりもそこそこきれいにできると思う。

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排気口の開口加工後

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ファン取り付け。サイズもぴったり。
排気口上部に蓋を付ける

ケース上部に大きな開口ができてしまった。
ファンへの巻き込まれや使用していないときの埃だまりなどが気になってきたため、天板の上に余っていたMDFボードと木材で作った屋根を追加した。

屋根は動かないよう1か所だけ天板にビス止めしており、ケースファン交換の時には一度ビスを外して天板を取り外し、ファンを交換することになるが頻度はかなり低いので問題ないだろう。

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ケース上部に屋根取り付け

扉の材料

続いて扉を作る。材料はMDFボードにコルクボード。
MDFボードに木工用ボンドでコルクボードを貼り付け、蝶番を使って片開き戸とする。

蝶番で扉取り付け

コルクボード枠の木材は柔らかく、そのままでは蝶番を使えないため扉の端部には余っていた木材とを取り付けてビスがきくようにした。
動きもスムーズで、しっかり閉まる。

壁掛けPCケースを自作する

蝶番を使って扉取り付け

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蝶番。色にこだわりはなく、安かったのでこれの色にした。
扉の閉固定具取り付け

蝶番を取り付けただけでは扉が閉まった状態を維持できないため、閉固定具を取り付ける。
ホームセンターを物色し、安かったポリエチレン製のレバーラッチを取り付けた。1か所でもよさそうだが、MDFボードは湿気で反るため念のため上下2か所に取り付けた。

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レバーラッチ ラッチ側(扉側)

壁掛けPCケースを自作する

レバーラッチ 受け側(ケース側)

レバーラッチは長孔になっており、引っかかりがよくない場合には微調整ができるが、そもそもの位置が悪いと引っかかりすらしないので取り付けには注意が必要である。
今回はいい加減に取り付けたため、2度ほど取り付けなおす羽目になった。「急がば回れ」と最初に言った人は偉大である。

ケース完成

時間はかかったが、出来上がったのがこちら。
美しくはないが、試作(実験)機兼初号機としてはそれほど悪くない出来だと思う。
次回作があるかは未定。少なくとも数年はないだろう。

壁掛けPCケースを自作する

壁掛けPCケースの全体像

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ケース上部の排気口

時々扉を開けて確認しているが、排熱も問題なさそうである。
音もかなり静かで、夜中など静かな時間帯に使うとグラフィックボードあたりから出る高周波の音が少し聞こえるくらいでほぼ無音である。

あとは、外に出ている配線の整理や周辺機器の使い勝手の向上等、改良の余地がいろいろあるためもう少し遊べそうである。

今回買ったもの