年金定期便が届いていた。最近は登録するとインターネットで来る。
ハガキはエコのため止めた。クレジットカードとかみたいに、WEBにしたら50円でも値引きしてくれないかな。
特に見られて困るものでもないので参考に自分のものを載せてみた。
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これまでの保険料納付額
僕の場合、今までで700万円弱保険料を払ってきたらしい。
でもよく考えると厚生年金は会社と従業員で折半だから1,400万円納付してるというのが正しいのではないか。給料として払う代わりに保険料を会社が納めてるだけで、いわば給与明細で見えない「天引き」みたいなもののような。
相変わらずやることがセコい。
これまでの加入実績に応じた年金額
今まで払った保険料で65歳から年間68万円程度年金がもらえるようである
しかしこれ、上の保険料納付額と見比べると10年そこそこで元が取れるように錯覚する。それが狙いか年金機構...!
今のままいくと80代後半まで生きれば元がとれるようだ。平均年齢でみると男性は少し損、女性はとんとん位かな。年金以外の保障を掛け捨て保険とみるともう少し早く死んでも元が取れそうである。
年金支給額試算結果
ねんきんネット(https://www.nenkin.go.jp/n_net/)では、将来の年金支給額をシミュレーションできる。以下2パターンの試算ができる。
かんたん試算
⇒ 現在の加入条件のまま60歳まで加入した場合の年金支給額を試算できる。簡単ですぐできる。
詳細な条件で試算
⇒ 今後の職業・収入、受給開始年齢などの細かい条件を入れて試算できる。これは入力項目が色々あって面倒くさい。
ということで、何も入力せずにクリック2回でできる「かんたん試算」をやってみた。僕の場合、運よく今のまま逃げきれれば(先はかなり長いけど)月に17万円程度、年額で200万円程度年金がもらえるようである。人口先細りの日本で年金システムが現状維持というのはかなりハードだと思うのであまり期待はしていない。
自分の世代(30代)は年金で損をするのか
答えはイエスでありノーだと思う。
世代間格差だけを取り上げれば、出生率が上がらないままだと(複数人子を持つのは金銭的にも肉体的にもかなり大変そうである。)生まれが遅くなるほど損をすると思う。
ただ、よく考えると自分の親が年金で生活できるからこと自分の負担が小さくなる一面もある。僕の場合というか多くの場合、自分で毎月払う分より親が受給している年金の方が多い。
また、働けなくなったり死んだときの保障が割と手厚い。さらに現金(円の預金)で持っているとインフレに対応できないが、年金だとそれなりに補正がかかり物価変動に対するリスク低減策にもなりそうである。
民間で年金と全く同じサービスをすると今払っている金額では加入できないだろうなと思う。ただ、社会保険庁時代から脈々と続くずさんな管理には不信感を持っている。
学生納付特例制度
大学生の間は学生納付特例制度を使い、追納はしていない。加入月数が減ると年金支給額が減るという話もあるが、60歳~65歳の間に国民年金保険料の加入期間が通算480月(つまり満額年金がもらえる月数)分まで国民年金を払える。
学生納付特例制度は年金加入期間にカウントされるため、万が一の時(働けなくなったり死んだり)した時の保障は受けられる。若いうちに無理に払わなくても後で考えればいいだろう。
※将来的に今より不利な方向に制度変更されるリスクがあるため、早めに追納する選択肢が間違えているとは思っていない。
さいごに
色々なところで年金は払った方がいいだとか払うだけ損だという議論があるが、基本的には日本に住んでいて日本人として生きていくのであれば決まりは守るべきだと思う。(ルールを守ったうえで文句をいうのは別にいい。)
とはいえ自分の人生である。人それぞれ置かれている状況が違うため、くれぐれもインターネットにある情報やら誰かの請け売りを鵜呑みにせず(仮に未納にするにしても)自分に合った選択肢をきちんと考える習慣はつけた方がいいのではないかな。