オーバーフロー水槽を自作してすぐに2つの課題に直面した。一つは排水管からの落水音が大きいこと、もう一つは排水管に魚が落ちること。
これらをどうやって解決したかを紹介する。
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排水管の落水音対策前
下の動画は対策前の排水管の状態を再現したもの。配管に水が流れる音が結構気になる。また、水面と排水管の穴が同じ高さなので魚が排水管の中に落ちる事故があったため、なにかしらの落下防止策が状況である。
自作オーバーフロー水槽(排水管の落水音低減対策・対策前)
排水管の落水音対策後
色々試行錯誤し、最終的に落水音対策、落下防止対策をした後の状態が下の動画。落水音がかなり静かになり、落下防止用の柵を付けたため魚が排水溝に落ちなくなった。
対策の内容はこの後に紹介する。
自作オーバーフロー水槽(排水管の落水音低減対策・対策後)
生き物の落下防止対策
オーバーフロー水槽の排水管はHIVP(耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管)を使っており、一番上の部分は径違いソケットを取り付けて排水口の大きさを広げている。
HIVPはVP(硬質塩化ビニル管)より少し高いが、色が黒系で見た目がよいので選んだ。
生き物の落下防止として、園芸用の鉢底ネットを適当な大きさにカットたものを丸めて排水口部分に差し込んでいる。なお、鉢底ネットの材質はプラスチック製のものを使用している。
落水音の低減対策
落水音は配管の中と出口側の2箇所に対策をしている。
配管の中には、市販の荷造り用のビニールひもを入れている。魚の落下防止用につけた園芸用鉢底ネットにところどころに結び目を付けたビニールひもを2本くくりつけ、排水管の中に入れている。これで配管内を流れる水の音が小さくなる。
排水管の出口側は、排水管の外径よりも一回り大きい径違いソケットを取り付けている。径違いソケットと排水管の隙間は音漏れ防止のためにスポンジを詰め込んでいる。スポンジの詰め込み具合は径違いソケットを排水管に沿って持ち上げたときに、手を放してもずり落ちないくらい。径違いソケットのみよりもスポンジを入れることで結構音が小さくなった。
また、狙ったわけではないが、排水管から落ちてきた水がはねて飛び散るのを抑えられるのもよかった。
さいごに
インターネットで他の人の対策を参考にしたり、思いついたことを試したりして今の方法にたどり着いた。我が家の水槽ではかなり音が静かになった。
水槽によって条件が色々変わってくるので必ずしも効果があるかは分からないが、誰かの参考になればと思う。