オーバーフロー水槽の濾過槽に入っているろ材の一部を、テトラEXバイオボールに交換した。水の流れ等も考えた配置にしてみた。
今回は、オーバーフロー管から落ちてくる水の流れも少し変えてみようということで上部の濾材BOXを改造する。
(前回の記事)
なお、これは科学的根拠のない僕のただの自己満足である。趣味なのだから、生活に悪影響を及ぼさない程度に自己満足でやればよい。(※生き物を殺さない範囲で)
今回やりたいこと
オーバーフロー管から流れ落ちてくる水をうまく拡散させ、濾過槽内に均等に水が流れるようにしたい。
改造前の上部濾材BOX
改造前の上部濾材BOX。スポンジフィルターとウールマットが入っている。オーバーフロー管(HIVP管)から水が跳ねないようにレジューサー(グレーの部品)を被せている。
ウールマットを取り外すと、スポンジフィルターが出てくる。ウールマットが目詰まりして上部濾材BOXから水が溢れるのを防止するために設置している。
続いてウールマットを取り外すと、上部濾材BOXの底面には4つ穴が開いていて、下部濾材BOX蓋の同じ位置に空いた4つの穴と塩ビパイプで接続していた。水槽や庭の池関係の接着はほぼすべてバスボンドQを使っている。
写真を撮り忘れてしまったのだが、下の写真(下部濾材BOXの蓋)の感じで穴が開いていて水が下部濾材BOXに流れるようになっていた。
濾過装置改造
現行の上部濾材BOXは処分し、ダイソーで買ってきた適当なサイズのタッパーを加工して新しい上部濾材BOXを作ることにした。
- 上部濾材BOXの穴あけ
上部濾材BOXは、下に均等に水が流れるように細かい穴たくさんあける。なるべく均等になるように心掛けたが作業が雑である。
穴径は最初1mmで開けていたのだが、実験したところ抵抗が大きくBOX内の水位がある程度上がらないと水が下に落ちなかったため、1.5mmに拡張した。
上部濾材BOXの穴あけ -
上部濾材BOX蓋の改造
上部濾材BOX(ダイソーのタッパー)の蓋は水槽から落ちてきた水がそこらに飛び散らないように設置する。オーバーフロー管が差し込めるようホールソーで穴をあけた。
オーバーフロー管が長く、濾材BOX取り外しの特に邪魔になっていたため少し切ったのはいいが、短く切りすぎてしまったため、急遽ワンサイズ大きい塩ビ管でガイドを取り付けた。
上部濾材BOXの蓋。ガイドを取り付けた後。 ガイドはバスボンドQで接着 -
下部濾材BOX蓋の改造
下部濾材BOXの蓋は大きく切り欠き、上に上部濾材BOXを載せる設計にした。上部濾材BOXの底から直接下部濾材BOX内に水が流れ落ちるようにする。
また、蓋の留め具が邪魔だったため切り落とした。(このろ過装置を作った当初は蓋が開かないようにできて便利だと思い、留め具付きの高いタッパーを買ったのだがただの無駄遣いに終わってしまった。)
濾材セット完了 -
設置
加工が終わったら、それぞれの部品を軽く水洗いして設置していく。設置前(下部濾材BOX) 下部濾材BOX蓋設置 上部濾材BOX+スポンジフィルター設置 ウールマット設置 上部濾過BOX蓋設置 さいごに隙間をスポンジで塞いで完成。
改造完了
改造が終わったため、さっそくポンプを起動する。改造した上部濾材BOXに水がたまりすぎることもなくスムーズに動作している。意図したとおり水もまんべんなく下部濾材BOXに落ちている。
また、意図したわけではなかったのだが落ちる水のサイズが小さくなったため、落水音がいい感じの音になった。
見た目もよくなり、今回の改造は中々良い出来だったと思う。水の蒸発量が多くなりそうではあるが、良い部分のほうが目立つため成功といってよいだろう。