いもじろうの雑記

庭の池、水槽、DIYのことや普段の生活について書いています

庭池アクアポニックス計画(製作開始)

庭池アクアポニックス計画。前回、材料を購入したため製作に取り掛かっていく。

2号池の加工・設置

2号池には「菜園プランター710型」を使う。今ある池(1号池)の隣を少し掘って半分ほど土の中に埋め込んで使う。

  1. 水抜きの穴をふさぐ
    「菜園プランター710型」は、野菜などを育てるためのプランターである。
    余った水を外に排出するための水抜きの穴が開いているため、まずは穴をふさぐ。

    庭池 アクアポニックス 自作 DIY

    穴をふさぐキャップ
    穴をふさぐキャップは本体底面の鉢底ネット(?)の部分についているため切り離して底面に空いた穴(2か所)に差し込むだけである。

    庭池 アクアポニックス 自作 DIY

    キャップは内側から差し込んだ
    キャップは水圧で抜けないように内側から差し込み、バスボンドQを使ってシール処理しておいた。
    乾燥させる等の待ちが発生する工程は先にやっておくのがスムーズでよい。
  2. 土を掘る
    2号池設置予定箇所の土を掘る。
    1号池を作るときに大量に出てきた石を丁度この位置に埋めたことを忘れており、掘るのが大変だった。掘るのはせいぜい15センチ程度なのでまだよかった。
    出てきた石はとりあえず庭の端の方にまとめて置いた。
    埋め込む深さより少し深く、サイズは少し大きめに掘っておいた方が池を設置するときの調整がしやすい。
  3. 排水管取り付け
    穴を掘ったら2号池の高さをある程度決め、1号池の縁より高い位置に排水管が通るようプランターに穴をあける。排水管には塩ビパイプの25Aを使用するため、外径に合わせて穴径は32mm。
    空けた穴に塩ビパイプを通り、周りをバスボンドQでシール処理する。一応内外両側をシール処理しておく。

    庭池 アクアポニックス 自作 DIY

    排水管取り付け

     

  4. 池のセット
    掘った穴に池をセットする。
    穴を少し埋めながら位置と高さを調整する。目分量でやると絶対に傾くため、ある程度水平を見ておく。ほんの少し排水(オーバーフロー)側を低くしておくとよいと思う。

    庭池 アクアポニックス 自作 DIY

    水平を見ながら位置を調整していく
  5. 2号池周りを埋める
    位置が決まったら周りを埋め戻す。半分くらい埋めたところで土を押し固めて残りを埋めた。
    2号池の水面に向かって少し傾斜を付けながら土を盛っておいた。地上部に比べて土の中は温度が比較的安定するので、できるだけ池を土の中に埋めたかったためである。斜面のうち写真の手前側には防草シートを設置する。

    庭池 アクアポニックス 自作 DIY

    埋め込み完了

濾過槽の仮置き

2号池の設置が完了したため、植物を入れる濾過槽を仮置きしてみた。
濾過槽は1号池側にずらして設置する。濾過槽の底に穴をあけ、少量の水を2号池経由で1号池に戻し大半の水は1号池のほうに直接戻す。詳細は別の記事で紹介予定。

庭池 アクアポニックス 自作 DIY

濾過槽(植物を植える槽)を仮置き

既設ろ過装置の改造

もともと1号池に設置していたろ過装置は、新しい濾過槽内に設置すべく改造する。
設置後は週に1回ほどスポンジフィルターの掃除をしていたが、中身をすべて出すのは初めてである。

庭池 アクアポニックス 自作 DIY 濾過装置

ホースはワンタッチで外れるように作ってある。

庭池 アクアポニックス 自作 DIY 濾過装置

濾過槽取り出し

庭池 アクアポニックス 自作 DIY 濾過装置

濾材。かなり汚れていた。

中身を取り出したらろ過装置を軽く洗い、新しい設置場所に合わせて下部を切断して短くする。
底面のキャップは新しく購入し、水が抜けるよう多数の穴をあけている。

庭池 アクアポニックス 自作 DIY 濾過装置

濾過装置設置、ポンプ試運転中。

庭池 アクアポニックス 自作 DIY 濾過装置

濾過装置⇒濾過槽⇒1号池の経路

ここで気になるベルサイフォン

アクアポニックスを作るにあたり、インターネットの記事を見ているとベルサイフォンなるものを設置しているものが多いことに気づいた。自動で濾過槽内の水が上下し、植物の根に空気が触れる事でよい効果をもたらすらしい。
それはともかく、このベルサイフォンというのは水位が上がると自動でサイフォン作用が働き排水し、水位が下がるとサイフォンが切れる。仕組みが面白いのでぜひ作ってみたくなった。

しかしろ過その底に気前よく穴をあけまくってしまったため、一度バスボンドQで穴を埋めた後に再調整することにした。
このあと泥沼にはまりかなり苦労するのだが、それはまたの機会に紹介しようと思う。