プラ舟ビオトープの紹介

 我が家のビオトープで使っているもの、入っている生き物、植物などについて紹介しようと思う。(2020年5月5日)

ビオトープの容器

使っている容器

 ビオトープの容器には、ネットで調べた感じだと耐久性がよさそうな「リス工業 プラ舟80」を使用している。おおよその大きさが90cm×60cm、深さ20cmくらいで、容量が約80L。もう少し大きいものと迷ったが結果的にはこのサイズでよかったと思っている。

溢水対策

 雨などでプラ舟から水があふれて生き物が外に流れないように、溢水対策が必要である。対策はいくつか方法があるが、僕はプラ舟にドリルで生き物が入らないくらいの小さい穴をたくさんあけて水抜きにした。設置して1年と少し経ったが、特に問題は発生していない。

プラ舟ビオトープ1

右側に水抜き穴を開けている。

 なお、穴あけにドリルを使う場合、プラスチックに穴をあけるだけなので安物で十分だと思う。 

容器の設置

  我が家では、庭にビオトープを設置している。庭にはもともと芝が植えてあり、その上に直接プラ舟を置くことも考えたが、天候や気温による水温の変化が少しでも緩やかになるよう、芝をはがして穴を掘り、高さの7割(15センチ弱くらい)を土に埋めて設置した。

 プラ舟を地面すれすれまで埋めることも考えたが、以下の理由によりやめた。

  • 雨が降ったときなどにビオトープの中に泥水が流れ込む恐れがある
  • 水抜きの穴が土で塞がってしまう

  水抜き穴がない部分については、ビオトープの縁から外側に向けて傾斜をつけて土を盛っている。

保護枠、ネット 

  鳥トンボの産卵(ヤゴ)の対策として、ビオトープに枠とネットを設置している。 

プラ舟ビオトープ保護枠とネット

保護枠、ネット

保護枠

  保護枠には、「YAZAKI イレクターパイプ」を使用している。1年少し使っているが、歪んだり錆びたりすることもなく耐久性には問題がなさそうである。

 イレクターパイプの組み立ては簡単で、継手にパイプを差し込み組み立てを行い、継手とパイプの隙間に専用の接着液を流し込むだけである。長いパイプを買って好みの長さにカットして(もしくはホームセンターで切ってもらって)作るほうが材料費は安くなりそうだが、僕はカットするが面倒くさかったので既存の部品を組み合わせて枠を作った。

 

◇僕が使った部品(配置は下の写真参照)

 ① イレクターパイプ 300mm ×2本
 ② イレクターパイプ 450mm ×2本
 ③ イレクタージョイント J-7B ×2個
 ④ イレクターパイプ 1200mm ×2本
 ⑤ イレクターパイプ 600mm ×4本
 ⑥ イレクタージョイント J-50B ×4個
 ⑦ イレクタージョイント J-4 ×4個
 ⑧ サンアロー接着液 ×1個(接着剤)

プラ舟ビオトープイレクターパイプ配置

イレクターパイプ 各部品の配置

 保護枠の脚には先の尖ったキャップを取り付けて土に10センチほど打ち込んである。

ネット 

  設置当初、目の細かい(5mmくらいの網目の)ネットを使用していたが、ビオトープの様子が見にくいのと風圧を結構受けるので、ゴルフネット位の目の粗さのものに買い替えた。ネットの端は、風でめくれないようにレンガで押さえている。

 ネットは日々紫外線に晒されるため、それなりに丈夫なものを購入したほうがよいと思う。また、できればホームセンターなどで実物を見て買うほうがイメージがわきやすいので良いと思う。

底砂(砂利)

  ネットで検索してみると、底には赤玉土を入れるのがよいという人がかなり多い印象であるが、僕はメンテナンス性を重視し、現時点では底には何も入れていない。

 プラ舟ビオトープでは割と定番っぽい赤玉土とかソイルは、時間がたつと崩れて泥のような感じになり、掃除などのメンテナンスの時に泥が舞い上がって水が濁るのが嫌だたっため、ビオトープ立ち上げ時には底に砂利を入れていた。

 しかし、掃除でスポイトや電池式の灯油ポンプで底の汚れを吸い出すときに砂利がポンプやスポイトの吸込口に引っかかって掃除がしにくく放置気味になり、底にフンや落ち葉などがかなり多くたまってしまっていた。

 2020年3月にビオトープの大掃除と模様替えをしたときに底の砂利を取り払い、新たに設置した竹の仕切りの外側に移動させた。これにより掃除のしやすさが劇的に改善された。水質も今のところ特に悪くなったということもない。むしろこまめに掃除をするようになった分よくなった気もする。

 ただ、やはりフンなどが目立つようになり見栄えはあまりよろしくない。

プラ舟ビオトープ2

底に砂利あり(去年)

プラ舟ビオトープ3

底の砂利を取り払い移動させた(2020年3月)

石、レンガなど

  竹を麻ひもで縛ったもので仕切りを作り、仕切りとプラ舟の間には去年底に敷いていた砂利と、新たに買ってきて軽石を入れている。竹の仕切りは固定されておらず、そのままにしておくと砂利の重みで倒れてしまうため、レンガと石で仕切りを抑える構造にしている。

 レンガはホームセンターで買ったもの、石は庭に穴を掘った時に出てきたものを水洗いしたあとに入れている。

 

水の循環

 どの程度の効果があるかはわからないが、ソーラーポンプを使用して水を循環させている。ソーラーポンプのため、日が出ている時間以外はポンプは止まっている。

 使用しているソーラーポンプは「DAR-SP001」で、1年間くらい使用しているが今のところ問題なく作動している。

 

2020年3月

 大掃除のタイミングで気になっていた配管ルートの変更を実施。写真右上にあるのがポンプ格納室、写真左下が取水口である。(写真の左下から水を吸い込み、右上から吐き出す。)

プラ舟ビオトープポンプ廻り配管1

配管ルートの見直し(2020年3月)

2020年5月

 配管を砂利の中に隠してしまったため、見た目がすっきりした。

 メンテナンスの時には、写真右奥の石をどかせて塩ビパイプの蓋を開ければポンプが取り出せる。また、2019年5月のものに比べて、水の揚程(高低差)が小さくなったため循環する水の量が若干多くなったと思われる。

プラ舟ビオトープポンプ廻り配管2

完成(2020年5月)

2019年5月

 ソーラーポンプを設置したときは、プラ舟の外側に配管を通しておりいまひとつすっきりしない感じである。

プラ舟ビオトープポンプ廻り配管(改造前)

ソーラーポンプ設置時(2019年5月)

水生植物

ビオトープ内にある植物は以下の5種類である。

  • 姫睡蓮
  • デンジソウ
  • ウォーターマッシュルーム
  • ウォーターバコパ

 姫睡蓮、デンジソウは素焼きの鉢に植えてビオトープの水中に沈めてあり、砂利の部分にあるウォーターマッシュルームは買ったときの黒いビニールのポットのまま、ウォーターバコパは素焼きの鉢に植えた状態で砂利の中に埋め込んでいる。

 姫睡蓮は2年目だが、他のものは植えて1か月以内なので定着してくれるかは注視していく。

 また、家の中で育てていたアイビーがかなり伸びたのでビオトープ内で水耕栽培できないかと挿し木を試しているところである。

姫睡蓮

姫睡蓮

デンジソウ

デンジソウ(アオミドロが付いてしまいなんとかしたい)

ウォーターマッシュルーム

ウォーターマッシュルーム

ウォーターバコパ

ウォーターバコパ

アイビー

アイビー(水生植物ではないが挿し木に挑戦中)

生き物

ビオトープには以下の生き物が入っている。

  • メダカ・・・20匹くらい
  • ミナミヌマエビ・・・数十匹
  • ヒメタニシ・・・5匹

 ミナミヌマエビは普段はあまり見かけないが、2020年3月に掃除のために中身をだしたところ、去年5匹くらい入れたのが繁殖してかなりの数になっていた。 

最後に

 ビオトープは人の手を加えなくてもよいという考え方もあるが、大規模なビオトープならともかく、我が家のビオトープはたかだか数十リットルの水量であり自然とは全然違うので、定期的なメンテナンスや環境の改善をしていく必要があると思う。変更した部分などは適宜更新していく予定である。

プラ舟ビオトープ4

2020年5月時点のプラ舟ビオトープ

 

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内寸(850mm×548mm×187mm)、外寸(924mm×610mm×200mm)
電源不要。太陽光で動作するポンプ。