いもじろうの雑記

庭の池、水槽、DIYのことや普段の生活について書いています

転職のこと(①転職に取り掛かるまで)

いつかは書こうと思っていた転職のこと。
自分の考えや経験を交えて何回かに分けて記事にしてみようと思う。

1回目は転職に取り掛かるまで。

会社を辞めようと思った理由

入社してから一度も会社を辞めたいと思ったことがない人はかなり少ないのではないだろうか。

僕が新卒で入社した会社は建設業の設備系サブコン。建物の中にあるエアコンや換気扇、水回りなど色々な設備の設計から施工までを行う会社である。
労働時間(サービス残業)とストレスがとても多いが、給料はそれなりにもらえた。多分20代の時だと同年代の平均年収の倍近くはもらっていたと思う。

辞めようと思った理由として大きかったのは下の2個。

  1. 労働時間がめちゃくちゃ長い
    残業がかなり多く、月100時間なんてのは当たり前。
    施工管理(現場監督)をしているときは、忙しい時期は平日は朝7時半から日付が変わる頃(終電)まで仕事。土曜祝日は基本出勤で日曜日もたまに出勤だった。
    繁忙期が終わって楽ができると思った頃には次の現場に行きまた激務の繰り返しである。

    設計をしているときは、土日祝日は比較的(体感で半分くらい?)は休めるのだが、週に何日かは夜中にタクシーで帰宅。徹夜も普通にある。
    何なら1日の最大の楽しみは昼休みの昼寝だったような気さえする。

    異動を言い渡された時なんて引っ越し当日まで3日続けて徹夜で(新規の!)仕事をさせられて、引っ越し屋さんが来たときに何も準備できていなくてめちゃくちゃキレられた。(その時の人、本当にすみませんでした。)

    当時80時間が過労死ラインとニュースでやっていたのを見て「月80時間なら楽だよなあ。」と本気で思っていた。


  2. ストレス
    設備系のサブコンは基本的にゼネコンやプラントエンジニアリング会社などの下請として仕事を請け負うことが多い。

    今はそうでもなくなってきているようだが、当時は下請けの人間に人権などという概念は存在しなかったように思う。特に設備系サブコンは扱いが酷い。ゼネコンの所長の技量が足りないと設備工事を無視した工程を平気で押し付けてくる。(驚くことにスーパーゼネコンでもそんな感じの人が結構いる)

    もういっそのことオシャレな建物だけ作って空調も水もない建物でも引き渡しとけよ!と言いたかったが人権がないので発言権がなかった。

    他にも、日付が変わる頃に電話してきて明日の朝までにやっとけ(徹夜確定)とか、やった工事や設計のお金を払ってくれないとかとにかくストレスがたまる。

入社して6,7年位経った頃には残業時間については多少は改善されはじめたのだが、30歳頃からは過労なのかストレスなのか分からないが月に何度か何もないのにいきなり(かなり大量に)鼻血が出るという症状が出始め、いよいよこれヤバイんじゃないかと思い真面目に転職を考え始めた。

勢いに任せて転職活動

はっきり言うと、最初はとにかく辞めたい一心でたまたま見つけたとある鉄道会社のホームページから中途採用(の設備管理の仕事)に応募してみた。完全に逃げの一手である。

結果、書類選考等を通過して最終面接までいき不合格になってしまった。
今になって振り返ると、給料も結構下がるし本当にやりたかった事かというと違ったかなと思う。そういえば最終面接でそのあたり結構つっこまれた気がする。

一社目が不合格になったことで少し冷静になった。
その後少し間を空けて、転職サイト(エン転職)に登録したところ、とあるメーカー系列のプラントエンジニアリング会社から「応募しませんか?」というメッセージが届き、応募してみたところ順調に最終面接まで通過して内定を頂くことが出来た。

ほぼ勢いでの転職活動であまり自分の考えがまとまっていなかったこともあり、内定を受けていいものなのかどうか迷った挙句(びびって)内定を辞退してしまった。

勢いだけでほとんど何も考えていなかったため、自分の中での判断基準もないのだから決められるわけがない。
まずはきちんと自分の考えを整理し、転職活動の軸となる部分を固めていく必要があることに気づき、ここから本格的な転職活動に取り掛かることになる。