JRで通勤していると、それなりにJREポイントが貯まる。
ポイントをSuicaにチャージすることもできるのだが(経済的にはこの方法がいちばん効率いいと思う)、僕は在来線のグリーン券に引き換えて使っている。
駅ビルのスーパーで瓶に入った(ちょっとお高い)ビールを購入し、グリーン車で飲む。変に居酒屋によって一杯引っ掛けるより安価で、移動時間なのでタイパ(=時間効率のことのようだ。一度使ってみたかった。)もいい。
今日は休日出勤で明日から3連休なので、お気に入りの箕面ビールのおさるIPAを飲みながらのグリーン車。
栓抜きで蓋を開けるタイプだが、ハイネケンの瓶ビールのオマケについてきた栓抜きを持ち歩いているので何ら問題ない。(栓抜きはカバンに入れて役に立つ小物No.1なはずなのに、世の中的にはまったく普及してない。)
ふと見ると、斜め前の観光客らしき若い女性2人組がクラフトビールの瓶を前に途方に暮れていた。駅弁をつまみにグリーン車で飲もう思ったら、栓抜きがないと開けられない蓋(最近のクラフトビールはオロナミンCみたいな蓋のタイプが多い)で困っていたらしい。
僕みたいなオッサンに声いかけられるのも嫌かなと思いながらも、神奈川県民として観光客にサービスせねばという義務感に駆られ(クラフトビールを飲む人は応援せねば!)、勇気を出して声をかけて栓抜きを貸したらとても感謝された。
かれこれ10年くらい栓抜きを持ち歩いているが、自分や同行者以外の人の役に立ったのは初めてだった。
たかが栓抜き、されど栓抜き。である。