今年からメダカの採卵をやりはじめた。幸いすぐに卵を産んでくれて無事に稚魚も誕生したのだが、その後かなりのめり込んでしまっている。
飼育スペースの拡大
真面目に採卵をやりだして気づいたが、メダカはかなりたくさん卵を産む。孵化した稚魚はどんどん大きくなり、サイズに合わせて容器を移し替える必要が出てくる。ということで色々容器を増やしていき、現状が下の写真。
容器は100均で買ったプラスチックのケースに断熱材を貼り付けたものや、発泡スチロールを使っている。インターネットで見たところ色は黒がいいとのことだったので、水性のスプレーで黒く塗ってみた。しっかり乾かして使えば特に生体への影響はないようである。
発泡スチロールはここ最近の猛暑でもそこまで水温が上がらず中々いい。100均容器+保温のほうは水が結構温かくなるがメダカは特に問題なさそうに泳いでいる。
庭池(2号池)は親たちが泳いでおり、天候やえさの量(?)にもよるが1週間に100個位卵を産む。そして庭池の中にも稚魚スペースがあり、ここには容器に入りきらなくなり持て余した稚魚たちが泳いでいる。
僕が管理しきれるのはこれくらいが限界である。針子から成魚になるまで育てるスペースと、少し柄がきれいなものを分けておく容器位は確保できていると思う。仕事を引退したら拡張してみてもいいと思うが、果たしてそこまで続くのかもよく分からない。
メダカたちの様子
稚魚はきちんと餌を与えるとあまり死なないことが分かってきた。成長度合いは個体差がかなり大きく、数週間で体格が倍くらい違ったりする。
餌は市販の針子用の餌をメインで与えている。
あとは、夜(帰宅後)にゾウリムシを与えている。
暗いので食べているかはよく分からないが、たまに明るい時間に与えると稚魚が頭を振って何か食べているのが確認できる。
生きているものなので時間がたっても食べられるかなという意味で入れているが、効果のほどは分からない。
ゾウリムシはペットショップで購入したのをエビオス錠で増やしている。
目には見えないので増えているか確認するすべはないが、ゾウリムシだけ与えても稚魚が育つことから育っているのだろう。
(増やし方)
- ペットボトルに水道水を入れ、エビオス錠を入れる
- エビオス錠が崩れたらペットボトルに蓋をして振る
- ゾウリムシをペットボトルに入れて振る
- 1日1回くらい蓋をしてペットボトルを振る
- 1週間くらいでいい感じに増殖しているようである
ペットボトルは2本用意しておき1本のボトルを1週間かけて使う。使い切ったらペットボトルを洗って新しくゾウリムシを増殖させる。
正しい方法化は分からないが、酸欠にならないようにペットボトルの蓋は空けたままにしている。臭いがするので置き場所は注意が必要。最初に入れるゾウリムシ(の入った水)は10~20CCくらいでいいと思う。
なお、試しにゾウリムシだけと市販の餌だけで稚魚を育ててみたら、市販の餌を与えたほうが成長は早かった。
メダカの餌やり
去年までは、成魚には週に1度くらい少量の餌を与えていた。たまに生まれる稚魚には特別何も与えていなかった。今年は毎日餌を与えているのだが、成魚の数が減らなくなった。
また、餌の頻度を増やすと卵を産む数が多くなるようである。どうやら今までは食べ物がなく産卵どころか自ら生きていくのがやっとという環境だったようである。
ビオトープは餌がいらないというのは、どうやら条件がいい場合にしか当てはまらない。
たかだか数十リットル、数百リットルの水で自然を再現しようなんていうのが人間の思い上がりなのだろう。(テーマとしては面白い)
おまけ:今の庭池
庭池は相変わらず水が緑である。魚たちは元気にしており、最近は睡蓮がきれいに咲くようになった。
あとは餌やりの頻度が増えたため、池の底にたまったゴミを定期的にスポイトで吸って捨てている。掃除は面倒くさいが、メダカはたくさん卵を産むし、金魚は大きくなった。
苦労して作ったアクアポニックスは全然ダメで、一旦野菜はあきらめてウォーターコインを植えてみた。プラ舟ビオトープの時は軽石に植えても成長していたため多分大丈夫だと思うのだが、ここまでうまくいかないと少し不安ではある。