2021年夏に作った庭池。作ってほどなく池の水はグリーンウォーター化してしまった。庭池を作る前は全く同じ位置にプラ舟ビオトープを2年間設置していた運用していたのだがグリーンウォーター化することはなかった。
何とか水を透明にしようとシジミを入れたり、タニシを入れたり、アクアポニックスに挑戦したりとやってきたものの成果が出ない。メダカにハマりだしたものあり、もうグリーンウォーターならそのままでもいいかなと思い始めた矢先、原因はさっぱり分からないが池の水が透明になり始めた。
2022年夏頃の様子
下の写真は去年(2022年)夏の庭池のようす。水は緑(というか褐色)で池の中の様子はよく見えない。
水面をアップで写したところ。魚が表層にいるとき以外は目視で確認できなかった。
2023年冬~春先
年が明けて2023年2月。冬の寒さによるものか、日照時間の影響なのか、夏に比べると透明度が上がり、水中に沈めた鉢などが目視できるようになった。
3月になって暖かい日が増え、日照時間が長くなると少しずつ水の色が濃くなり始める。
2023年春~夏
気温が上がり、日照時間が増えると日に日に水の色が濃くなってきて、去年の夏と変わらなくなってきた。
そして7月になると緑色の濃さは最高潮に達する。
緑が濃すぎて、水面にいても金魚の一部が見えづらくなってきた。
2023年8月 水の色が急変
7月下旬頃からにはいると暑さのせいか水の色が緑から茶色っぽい褐色に変化しだした。これは去年の夏も同じような色なので、強い日差しか気温の影響なのだろう。
そして水が茶褐色になってほどなく、水の透明度が上がり始める。
8月中旬になると、中層位にいる金魚が目視で気、池に沈めていた色々なものもぼんやり見えるようになった。
ここからは早かった。お盆開けて1週間もたつと透明度がかなり上がり、池の底がくっきり見えるようになった。池の底には2年分の汚れが蓄積していたため、大きいスポイトでゴミを吸い出して掃除をした。
現在(2023年9月下旬)
この記事を書いている時点でも変わらず水は透明な状態である。
やはり、魚を観賞するにはクリアウォーターが一番いい。背景(防水シートの色)が黒なので金魚の赤がよく映える。
そして水が透明になったことによる思わぬ変化がもう一つ。
上の写真の左上の睡蓮。今年植え替えをした際に出た、芋の部分の切れ端を池に入れて置いたら根が出たため、赤玉土(中粒)を粒のまま鉢に入れてその中に埋めておいたものに花が咲いた。
睡蓮は株元に日光が当たらないと花芽が付かないらしいが池は褐色で日はあまり当たりそうにないし、そもそも植えた場所は泥でもなければ肥料も全く与えていない。この状態で芋はどの程度育つのかなという実験的な意味合いが強く、正直なところ花が咲くとは全く思っていなかった。
水が透明になり日が株元に届くようになったのだろう。栄養は水中からとったのだろうか。
さいごに
結局のところ、何が原因なのかはよくわからなかった。
アクアポニックスの培地(濾過槽)が機能しだしたのか、赤玉土に植えた睡蓮が栄養を吸収したか、そういえばアクアポニックスは野菜がうまく育たないので庭池の中にあったウォーターマッシュルームを植えたら最近増えだしたのがよかったのか。
今のところ生き物も植物も元気にしており池としてのコンディションもよさそうである。(今まで全くなかったアオミドロが増えだしたのは少し悩みどころではある。)
少しくどいが、1年前と今の庭池ビオトープの水の色の変化。
何故透明になったのか原因がわからないが、この透明感を維持できるよう工夫(メンテナンスとか?)をしっかりしていこうと思う。