いもじろうの雑記

庭の池、水槽、DIYのことや普段の生活について書いています

庭池の様子(2021年10月中旬~10月下旬)

コロナワクチンによる体調不良もようやく落ち着いてきた。
そして体調を崩している間に随分寒くなった。秋を通り越して一気に冬になった感じである。
今回はここ2週間ほどの庭池の様子(とシジミの生存報告)を紹介してみる。

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池の様子(10月中旬)

10月中旬。週末は雨が降っていた。
金魚は相変わらず元気そうに泳いでいる。普段は4匹思い思いに泳いでいたり深いところに沈んでいて見えないが、人の気配を感じると餌がもらえると思ってどこからともなく集まってくる。

庭池DIY(2021年10月中旬の様子)

10月中旬の庭池の様子

ずいぶん気温も下がってきたが睡蓮の蕾は大きくなってきた。
咲くかどうかと心配していたがこの3日後くらいに見るときれいに咲いていた。
まだ蕾がいくつかでてきているが、この先いつまで咲くのだろうか。毎年夏が終わる頃には葉だけになっていたのでよく分からない。施肥って大事なんだなあと実感した。

庭池DIY(2021年10月中旬の様子2)

睡蓮の蕾

庭池DIY(2021年10月中旬の様子2)

睡蓮の花

あとは、池に入れたシジミ。
雨降っていたためネットに入れたまま確認した感じだと開いているものはなさそうである。

庭池に入れたシジミ

池に入れたシジミ(2週間後)

池の様子(10月下旬)

10月下旬は急に寒くなった。
家にあるミモザの葉が少し落ちるらしく、ろ過装置のウールマットに結構葉がたまり目詰まりを起こしていた。
設計通りに水抜きの穴から水があふれている。早々にフィルターを交換した。

庭池DIY(2021年10月下旬の様子)

ろ過装置目詰まり発生

庭池DIY(2021年10月下旬の様子2)

ろ過装置目詰まり、蓋を開けたところ

さすがに寒かったため、金魚は少し動きが遅くなった気がする。
写真は撮っていないが、しばらく池の周りで作業していると気配を察知して集まってくる。寒いときは餌を控えた方がよいというが、いつから控えるかを悩んでいる。
メダカは放っておいても大丈夫そうだったが、金魚は体が大きいこともありあまり長い事餌を抜くのは少し心配な感じがする。

庭池DIY(2021年10月下旬の様子1)

10月下旬の庭池の様子

シジミは入れてから3週間以上が経過した。
最初の方こそ死んでしまって開く個体が多かったが、ここ2週間は死ぬ個体もなく安定している。砂を入れるでもなく、ネットの中に入れて沈めているだけなのに意外と丈夫なのかもしれない。
もしかしたら水がグリーンウォーターなので餌が豊富にあるのがよいのかもしれない。当初シジミを入れた目的であるグリーンウォーターの除去についてはほぼ効果はなさそうである。

庭池DIY(2021年10月下旬の様子3)

池に入れたシジミ(3週間後)

さいごに

冬になると生き物はシーズンオフになる。
夏場に気になってはいたが手を出せなかった部分でやりたいことがあったりもするが、気力と気分と体力しだい、である。
とりあえずシジミの生存報告は定期的にやってみようかなあと思っている。

水槽のコケ対策(コケ取り生体の評価とフネアマ貝投入)

最近は池のことばかりで水槽の世話がかなり疎かになっていたため、水槽の表面にたくさんコケがついてしまっている。
コケ取り生体というのはいくつか試してみたが今の水槽のコケは中々頑固でうまくいかなかったため、ネットで評判のよさそうなフネアマ貝を試してみることにした。

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水槽の状態

今の水槽の状態は下の写真の通り。
緑色のコケと黒いコケが全体的についてしまっている。これらのコケは結構固く、メラミンスポンジでごしごしこすらないと取れない感じである。

オーバーフロー水槽 コケの状況

水槽の現状

今までに試したコケ取り生体

水槽歴が10年位になるので、今の水槽になる以前からいくつか試してみたものを紹介してみる。

  • オトシンクルス
    比較的手に入りやすい。見た目がなんとなくかわいらしい。茶色くて柔らかいコケはかなり食べてくれるが、コケがなくなるとどんどんやせ細っていき死ぬことが多い。
    今の水槽では、茶色くて柔らかいコケはあまりないが丸丸と太っており長い個と生きている。
    コケ取り能力:★★★★☆(茶色くて柔らかいコケに限る)

  • サイアミーズフライングフォックス
    黒髭苔を食べてくれると聞いて入れてみたものの、全然食べてくれなかった。水槽の表面もつっついていたが効果のほどは不明。
    ネオンテトラの餌は水面まで来て食べていた。
    コケ取り能力:★☆☆☆☆

  • ヤマトヌマエビ
    こちらもポピュラー。
    水槽を始めてしばらくして投入してみたが、淡水では繁殖できないと知って徐々にミナミヌマエビに切り替えていった。
    特に水草などもいれていなかったため、コケ取り能力は不明。魚が食べ残した餌を勢いよく食べていた気がする。
    コケ取り能力:☆☆☆☆☆(不明)

  • ミナミヌマエビ
    大体どこにでも売っており、丈夫で簡単に繁殖する。
    チェリーバルブを水槽に入れたら、追い掛け回されて数十匹いたものがあっという間に絶滅の危機に瀕した。チェリーバルブを移動させると繁殖してまた増えている。
    水草についたコケなどを食べているようにも見えるが、劇的な効果はない気がする。主に残飯処理班として、水槽と庭池にて現役で活躍中。
    コケ取り能力:☆☆☆☆☆(不明)

  • 石巻貝
    初心者の頃に投入した。
    茶色くて柔らかいコケは食べるが、緑などの固いコケは食べない。
    見た目もコケ取り能力もオトシンクルスの方がいいと思う。
    コケ取り能力:★★☆☆☆(茶色くて柔らかいコケのみ)

  • ヒメタニシ
    2年ほど前に入れてみた。
    石巻貝同様、茶色くて柔らかいコケは食べるが、緑などの固いコケは食べない。
    入水管と出水管というのがあり、水の中を浮遊している養分を食べてくれるらしい。が、ヒメタニシを入れたころには水槽の水質は十分に安定しており効果はよくわからなかった。
    数匹いたのはプラ舟ビオトープ⇒庭池と引っ越ししながら現役で活躍中。(繁殖しているらしく子をたまに見かけるようになった)
    コケ取り能力:★★☆☆☆(茶色くて柔らかいコケのみ)


こうやってみると、本当に効果があったなあと感じたのは茶色くて柔らかいコケに対するオトシンクルスくらいである。
個体差や水槽の環境などもあるため、コケ取り能力の評価はあくまで個人の感想ということをご理解いただきたいと思う。

フネアマ貝を投入

本題。フネアマ貝を水槽に投入してみた。
緑や黒の固いコケが水槽表面全体的に生えてきている状態からスタート。

オーバーフロー水槽 フネアマ貝投入

フネアマ貝投入直後

投入後1日経ってみてみると、フネアマ貝を入れた部分の緑色の固いコケが薄くなっている。これは期待できそうである。

オーバーフロー水槽 フネアマ貝投入1日後

フネアマ貝投入後1日経過

投入後2日経ったところ。緑色のコケが減ってきており、航空写真で見たゴルフ場のような感じになっている。どうせならきれいに食べてほしいところだが生き物がやることなので仕方ない。

オーバーフロー水槽 フネアマ貝投入2日後

フネアマ貝投入後2日経過

まだ日数があまり経っていないが、コケ取り能力は高そうである。
引き続き効果のほどを注視していく。

 

 

熱帯魚水槽のポンプ(コンパクトオン1000)のインペラー修理

熱帯魚水槽に使っている水中ポンプ(エーハイム コンパクトオン1000)だが、8月ごろから運転音がやたら大きくなり、しかもその音がどうも異音のような気がするので、ポンプ点検してみた。

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水中ポンプ点検の結果

水中ポンプを点検してみたところ、インペラーの羽根の部分が割れていた。
Amazonのレビューを見ると、この部分が割れる故障が多いらしい。今回は購入後1年そこそこ出の故障だった。3年保証を謳っていたが、保証書などを処分してしまっていたため今更どうしようもない。

エーハイム コンパクトオン1000 インペラー割れ

インペラー部分の割れ

エーハイム コンパクトオン1000 インペラー割れ

インペラー羽根を取り外したところ

部品交換の検討

仕方がないのでインペラーの交換をしようと思い、ネットで調べてみると高い。
本体を買うのとそんなに変わりない値段になる。このあたりを改善していかないとエコとかは程遠いんだと思う。(見ていないと思うが)メーカーはこのあたりしっかり配慮してほしい。

補修の検討

本体を買いなおすことも考えたが、エコじゃないので補修をしてみることにした。
今回購入したのは"BONDIC EVO(ボンディック エヴォ)"というもの。塗った樹脂に紫外線を当てて固めるというものらしい。
ホームセンターに置いてあるのを随分前に見つけ、ずっと気になっていたが今回ついに購入した。

BONDIC EVO(ボンディック エヴォ) 開封

と、ここで問題発生。
紫外線が出るライトがついているのだが、ライトが光らない。どうやら不良品を引いたようである。ライト部分を確認してみるとあまり作りがよくない。
アメリカ・カナダの製品らしいが最近の中国製のよくわからん電気機器より出来が悪い感じだった。

仕方がないのでホームセンターに持っていき交換してもらった。値段はどうしても少し高くなるが、こういう時にすぐ交換できるのは実店舗のいいところである。

補修開始

補修方法は簡単である。インペラー羽根の割れた部分に樹脂を塗り、その部分に紫外線のライトを数秒(4秒~)あてて樹脂を固める。

下側の黒い筒の中に樹脂が入っており、切符を外して補修箇所に塗る。

紫外線のライトをあてる。4秒とあったが10秒くらい当てておいた。

補修完了

あっという間に補修が終わった。
インペラーの羽を指で曲げてみても割れることはなさそうである。

インペラー羽根部分の補修完了

羽根を曲げても割れた箇所は開かない。

補修した羽根取り付け後

ポンプを組み立てて運転を再開したところ、異音がなくなった。
BONDIC EVO(ボンディック エヴォ) は中々使えそうである。
耐久性は未知数なので、しばらく注視していくことにする。

水槽の掃除

 我が家の水槽はできるだけメンテの手間がかからないよう考えているが、時間がたつとどうしても水槽の中がコケなどで随分汚れてきてしまう。ノーメンテとは中々いかない。さらに水草がかなり伸びてうっとうしいので掃除をした。我が家の水槽掃除としては大規模な掃除になった。

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置物(テトラポット)の掃除

 水槽の中に素焼きっぽい材質のテトラポットの置物が入っている。何の手入れもしないまま1年半くらいになるが、黒髭苔や緑のコケが結構ついていて見栄えが悪いので掃除をした。
 最初はメラミンスポンジで掃除しようとしたが、表面がざらざらしており固いためあっという間に削れてなくなってしまうため、100均(ダイソー)に売っていたメダカの産卵床なるもの(スポンジの裏側?についているような固い素材)でゴシゴシこすってみたところきれいに取れた。

水槽 テトラポット

テトラポットの置物。左が掃除後、右が掃除前。

水草の手入れ

 水槽の中に、外のプラ舟ビオトープから持ってきたウォーターバコパとウォーターコインが入っていてかなり伸びてきていたので、トリミングして古い部分を処分した。

オーバーフロー水槽 水草

水草(手入れ前)

オーバーフロー水槽 水草

水草(手入れ後)

 ウォーターバコパは切り戻して陶器の中に赤玉土を入れてそこに植え、ウォーターコインは元通り水面に浮かせた。
 プラ舟ビオトープも同様だが、赤玉土は時間がたつと崩れるため底砂にしてしまうとメンテナンスが大変になるため水草などで使いたいときには何か容器に入れて水槽に沈めるとよい。

※赤玉土を底砂にすると水質浄化によいという意見もあり、その通りかもしれないけれ水質浄化はほかの部分で補う方が結果的に管理が楽なのではないかと思う。

ガラス面の掃除

 水槽が安定しているとコケがつかないなんて話もネットでは見るが、残念ながら我が家の水槽の表面にはオトシンクルスやタニシが食べられない(?)コケがついてしまうため時々掃除をしている。
 以前は水の中に手を入れるのが億劫だったのでステンレスの棒に歯ブラシをくくり付けたものでちまちま掃除していたが、時間もかかるし大変なので最近はメラミンスポンジで掃除している。激落ちと名乗るだけのことはありかなり簡単にコケが取れる。

濾過槽ウールマットの交換

 ガラス面の掃除が終わり、水の透明度が戻ったら濾過槽に設置したウールマットを交換する。我が家の濾過槽はプラスチックの衣装ケースやタッパーなどを使って自作しているため少々見栄えが悪いが性能的には多分問題ないだろうと思っている。

オーバーフロー水槽の濾過槽

濾過槽(ウールボックス)写真

 まずは水がはねて周りに飛び散らないように設置しているオーバーフロー管のカバーと何かが入っていたプラスチック容器を切り取って作ったカバーを取り外す。ウールマットにはもともとの汚れのほかに、先ほど掃除したコケなどが付着している。(少し緑っぽくなっている)

オーバーフロー水槽の濾過槽

水はね防止用の蓋などを取り外したところ

 古いウールマットは取り外し、新しいウールマットを設置する。今までは60センチほどの長さのものを半分に切って使っていたが、面倒くさいので今回からは半分に折って入れてみることにした。ウールマットを敷き、カバーと蓋を戻して掃除完了。

オーバーフロー水槽の濾過槽

ウールマットを設置し、蓋をして取り換え完了

◇いつも使っているウールマット
 ウールマットは汚れ具合やつまり具合を見ながら、おおよそ2週間~1か月に1回くらい交換している。ものには特にこだわりはなく、近くのホームセンターで一番安く買えるGEXのフィルターを使っている。もう少し高いものと見比べると、これは安いだけあって少し目が粗そうではあるがその分柔らかくて使いやすいのではないかと思う。

水槽台の上の整理整頓

 水槽回りには普段あまり使わないものも含めていろいろ物が散乱していて見栄えがあまりよくなかったので、ついでに整理整頓した。

オーバーフロー水槽(水槽回り整理)

日常に使うものだけ水槽台に残し、他は片づけた。

 餌を掬うためのプラのスプーンと箸を七味唐辛子の空き瓶に差して縦向きに収納し、餌はメーカーの箱からジャムか何かの空き瓶に移し替えてみた。さらに週に1回程度しか使わないカルキ抜きや水草の栄養剤その他色々は水槽台の下に片づけた。
 整理前の写真を撮り忘れたがかなりすっきりした。あとはこの状態をキープすればよいだけなのだがずぼらな性格もありいつまでもつかが問題である。

掃除完了

 2時間くらいかけて掃除完了。水槽の内外ともにかなりすっきりした。

掃除完了。全体的にすっきりした。

オーバーフロー水槽 水槽台の下部

水槽台の下。濾過槽の隣に水槽用品をまとめた。

 水草をトリミングしたのと、コケだらけになった人口水草を取り出したため少し寂しい感じになってしまった。本当は大きめの流木を入れてウイローモスを活着させたりしたいが手入れが面倒なので中々手が出ない。
 それなりの質(水質)を保ちながら長く続けるためにはできるだけ手間をかけずほどほどにやるのが大事なのではないかと思う。

オーバーフロー水槽(餌やり)

 オーバーフロー水槽の餌やりについて紹介する。

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使っている餌

 熱帯魚の餌はネオプロス(キョーリン)を使っている。テトラミン(テトラ)を使ったこともあるが、あの色があまり好きではなかったのと魚の食いつきがネオプロスのほうがよい気がしたからである。高級な餌は使ったことがないのでわからないが、同価格帯のものであれば多分大差はないとおもうので自分が気に入ったものを使うのがよいと思う。

 餌の量はメーカー推奨の量よりかなり少なめに与えている。1分前後で食べられる量を休みの日と仕事から早く帰った日(週に数回)与えている。かなり長期間この感じだが、魚が極端にやせ細ったり餓死のような症状は出ていない。

餌やりの問題点

 餌はフレークタイプで、しばらく水に浮きそのうち水を吸い沈んでいくが、我が家の水槽ではオーバーフロー管に向かって水面にそこそこ早い水の流れがあり餌が流れてしまう。魚は流れる餌を一所懸命追いかけるが、餌の大半が排水管のほうに行ってしまい、これではあまりよくない。

対策方法

 世の中には餌拡散防止用のアイテムが色々売っているが、水槽に吸盤で取り付けるものが多く、餌をやらないときは片づけたいためイマイチ納得感がなく買わなかった。

 何かないかな、と探していた時に水槽下に設置した濾過槽に使ったタッパーの蓋についていたパッキンが目に留まった。必要ないので捨てようと思っていたものである。
 餌をやるときにだけこれを水面に浮かべておき、食べ終わったら片づければいいかなという感じ。

 さっそく試してみたところ、パッキンの浮力がそこまで強くなく、魚が餌を食べるときの水面の揺らぎでパッキンの外に餌が流出してしまう。想定外だった。なんにせよこれでは使えない。
 次に、排水パイプの周りを囲うようにパッキンを浮かべてみた。(下の写真参照)

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餌流出防止用のパッキン。排水パイプを囲うように設置。

 苦し紛れで試したのだが、結果としてこれが中々よかった。
 パッキンにより水面の水の流れがかなり阻害されて餌の流れがゆっくりになったこととで餌が流れる前にある程度魚たちが食べてしまうことと、魚が餌を食べたときの水の揺らぎの影響をあまり受けないことで餌がほとんど排水管側に流れなくなった。


熱帯魚の餌やり

さいごに

 生き物を飼う中での大きな楽しみの一つが餌やりだと思う。楽しみがストレスになってしまうと世話が億劫になるため、個人的にはかなりいい対策ができたと自画自賛している。

サイアミーズフライングフォックス

おまけ。最近迎えたサイアミーズフライングフォックスも餌に夢中になる。

 コケ対策で最近入れたサイアミーズフライングフォックス。コケが減った感じはあまりないが餌の味を覚えたのか、餌をやると水面にまで出てくるようになった。

熱帯魚の水槽(水換えについて)

 熱帯魚水槽の水換え方法について紹介する。

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水槽の水量

 我が家の熱帯魚水槽は幅60cm、奥行き30cm、高さ36cm(水位28cm)のものを使っており、ろ過槽(プラスチック製のコンテナ)が幅35cm×奥行き28cm×高さ25cm(水位20cm)なので、我が家の水槽の水量は以下の通り計算できる。

水槽:0.6m×0.3m×0.28m=0.0504m3
ろ過槽:0.35m×0.28m×0.2m=0.0196m3
合計:0.0504m3+0.0196m3=0.07m3

1m3は1000Lなので、0.07m3×1000L/m3=70L

となり、水槽の水の量は「70L」である。

水換えの量

 水換えは、週に1~2回くらい実施し、1回あたり10Lのバケツ1杯の水を使っているが、実際には水槽やろ過槽から水が蒸発するため、実質は水換えが7L、足し水が3Lくらいの感じになっているため、水換えの量としては1週間に水量の10~20%程度といったところである。

 水は、水道水に市販のカルキ抜きと水草の栄養剤を入れて使っている。両方ともテトラ社製のものを使っているが、こだわっているわけではなくたまたま手に入りやすかったためである。カルキ抜きの効果はよくわからないが、水草栄養剤は効果が実感できた。
 ちなみに、ケチって容器に書いてある量よりちょっとだけ少な目に使っているが特に問題は出ていない。

使っているカルキ抜き、栄養剤

水換え方法

 水換えにはプロホースを使う。アクアリウム系の商品は効果のほどが怪しい商品も結構あると個人的には思っているが、これに関しては掛け値なしに素晴らしい。考えた人は本当にすごいと思う。

 水を抜く方法は、プロホースで底面の砂利にあるフンなどを吸い込みながら床に置いたバケツに水を抜いていく。水槽の補強板があるので、底面は水換えごとに半分ずつ掃除している。といっても先週どっちをやったかなんて忘れていることが多いので適当な感じになっている。

オーバーフロー水槽水換え(プロホースで水を抜く)

水換え(水を抜く)

 水を入れるときは、プロホースを使い腰壁に置いたバケツから水槽の下に設置している濾過槽に水を入れている。電力なしでプロホースのみで作業ができて結構便利がいい。(オーバーフロー水槽にする前は風呂ポンプでバケツから水槽に水を入れていた。)

オーバーフロー水槽水換え(プロホースで水を入れる)

水換え(水を入れる)

 

さいごに

 今の水槽を立ち上げてから1年以上たったが、今の方法で特に生き物が死ぬことはなく、むしろかなり元気にしている。いつも痩せ気味で長くて1年位で死んでしまっていたオトシンクルスは、今の水槽と相性がいいらしく丸々と太っている。

オトシンクルス

オトシンクルス。水槽と相性がいいのか丸丸太っている。

 水換えの頻度が少ないためか、緑の苔と黒髭苔が結構つくが魚のコンディションが良いためあまり触りたくない。でも苔は気になるので当分はメラミンスポンジで水槽の前面を掃除しながら現状維持というところか。

水槽アクリル面の苔

水槽アクリル面の苔(見栄えが悪いがメラミンスポンジ割と簡単に取れる)

 

オーバーフロー水槽(排水管の落水音対策など)

 オーバーフロー水槽を自作してすぐに2つの課題に直面した。一つは排水管からの落水音が大きいこと、もう一つは排水管に魚が落ちること。
 これらをどうやって解決したかを紹介する。

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排水管の落水音対策前

 下の動画は対策前の排水管の状態を再現したもの。配管に水が流れる音が結構気になる。また、水面と排水管の穴が同じ高さなので魚が排水管の中に落ちる事故があったため、なにかしらの落下防止策が状況である。


自作オーバーフロー水槽(排水管の落水音低減対策・対策前)

 

排水管の落水音対策後

 色々試行錯誤し、最終的に落水音対策、落下防止対策をした後の状態が下の動画。落水音がかなり静かになり、落下防止用の柵を付けたため魚が排水溝に落ちなくなった。
 対策の内容はこの後に紹介する。


自作オーバーフロー水槽(排水管の落水音低減対策・対策後)

 

生き物の落下防止対策

 オーバーフロー水槽の排水管はHIVP(耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管)を使っており、一番上の部分は径違いソケットを取り付けて排水口の大きさを広げている。
 HIVPはVP(硬質塩化ビニル管)より少し高いが、色が黒系で見た目がよいので選んだ。

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排水管の上部

 生き物の落下防止として、園芸用の鉢底ネットを適当な大きさにカットたものを丸めて排水口部分に差し込んでいる。なお、鉢底ネットの材質はプラスチック製のものを使用している。

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排水口に園芸用鉢底ネットを取り付けた

落水音の低減対策

 落水音は配管の中と出口側の2箇所に対策をしている。
 配管の中には、市販の荷造り用のビニールひもを入れている。魚の落下防止用につけた園芸用鉢底ネットにところどころに結び目を付けたビニールひもを2本くくりつけ、排水管の中に入れている。これで配管内を流れる水の音が小さくなる。

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落水音軽減のためのビニールひも。ところどころに結び目を作っている。

 排水管の出口側は、排水管の外径よりも一回り大きい径違いソケットを取り付けている。径違いソケットと排水管の隙間は音漏れ防止のためにスポンジを詰め込んでいる。スポンジの詰め込み具合は径違いソケットを排水管に沿って持ち上げたときに、手を放してもずり落ちないくらい。径違いソケットのみよりもスポンジを入れることで結構音が小さくなった。
 また、狙ったわけではないが、排水管から落ちてきた水がはねて飛び散るのを抑えられるのもよかった。

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排水管の下部

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径違いソケットには水抜き用の穴を開けている

さいごに

 インターネットで他の人の対策を参考にしたり、思いついたことを試したりして今の方法にたどり着いた。我が家の水槽ではかなり音が静かになった。
 水槽によって条件が色々変わってくるので必ずしも効果があるかは分からないが、誰かの参考になればと思う。