迷っていたが結局誘惑に勝てず半ば思い付きで庭に池を作ることにした。
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池づくりの方法
池を作る方法をインターネットとかyoutubeで調べてみた感じだとコンクリート、ベントナイト、プールライナーあたりが出てきた。個人的な見解は以下の感じだった。
・コンクリート
コンクリート(またはコンクリートブロック)で池を作る方法。
一番自由度が高そうだが、施工が面倒くさいイメージ。あとは素人施工だとどうしてもひび割れによる水漏れが気になる。内面に防水塗装を施したものもいくつか紹介されていたが、そこまでやるのもなあという感じだった。
欠点を克服するためにコンクリートブロックでたたき池的なのを作って内側に止水+断熱のためにスタイロフォームを張るというのも考えたが、コンクリート系は作ったら最後撤去がかなり大変そうだなと思い直して今回は見送ることにした。
・ベントナイト
ベントナイトという材料を土に混ぜることで土が粘土質になるので、その性質を利用して池を作る方法。
施工が簡単そうなのと、材料が安価で形も自由にできそうなのは魅力的だが、少しずつ水が浸透していくようである。お金のかからない水源があるのであれば常時少しずつ水が入れ替わるような感じで給水するのもよさそうだが、うちには水道水しかないのでちょっと無理だなあと思った。
コンクリートとか防水シートで池を作るときのバックアップとして、周りの土にベントナイトを混ぜておくと万が一の時の被害がかなり抑えられそうな気がする。
・プールライナー(防水シート)
今回採用した方法。プールライナーと呼ばれる防水シートを使って池を作る。
すごく乱暴に言うと穴を掘ってプールライナーを敷けば池ができるためかなりお手軽であるし、撤去もしやすい。
材料がゴム製なので耐久性(日光による劣化)が気になるのと、あくまで製品は平面なので敷いたときにあちこちに皺ができることもあり、コンクリートやベントナイトに比べると見た目がイマイチだと思う。
今回はプールライナーを使って池を作ることにした。
理由は、やはり施工がお手軽なことと、気に入らなければ最悪簡単に撤去ができることが決め手になった。
気になる対候性の部分は、シートを2枚重ねることにした。表のシートがボロボロになったら取り替えすれば、裏のシートにはさほどダメージはないはずなので水漏れのリスクはずいぶん減ると思う。
見た目についてはとりあえず作ってみてから考える。
プラ舟ビオトープの撤去
ということでプラ舟ビオトープの撤去。今年は本当に安定しておりスイレンもたくさん花が咲くのであまり触りたくなかったが致し方ない。
撤去したプラ舟ビオトープは、とりあえず庭に仮置き中。両脇に植えていた植物たちは軽石の中にびっしり根を張っていた。
生き物は家の中の水槽に退避させてあり、植物系と取り切れなかったミナミヌマエビが残っている。
撤去した後。色々取り除くと意外と広く感じる。
池の形を作る
池の形を作るにあたり、以下の3つの理由により池の水面を地面より高い位置にすることにした。
・雨時の雨水流入防止
地面に直接穴を掘って池を作ってしまうと雨が降った時に周に降った雨水が泥などと一緒に池に流入してしまうため池の高さを地面より高くしたかった。
・穴掘りと残土処分の省力化
最近はかなり気温が高いので、正直深い穴を掘るのはあまりやりたくなかった。また、掘った後の土の処分にいつも困るので土が余らないようにしたかった。(後で土が足らなくて困ることになったが)
・オーバーフローのため
下の写真の奥側は、通り抜けできない(中にも入れない)市が管理している道路があり、さらにその奥は川になっている。雨が降った時などのオーバーフローをそちらに配水したいため、フェンスの土台より高い位置に水位が来る必要があったため。
かさ上げはスタイロフォーム作った枠を用いた。スタイロフォームは「安価」「加工が容易」「断熱性能が高い」「そこそこ丈夫」ということで中々よい材料である。(※プラ系のごみは近年深刻な環境問題を引き起こしているそうなので、使用する場合はごみの処分はきちんと行ってほしい。)
なお、本当はホームセンターで購入した時にカットしてもらおうと思っていたがスタイロフォームはカットしてもらえず、仕方なくカッターナイフで切断した。簡単に切れるので全く問題なかった。
まずはスタイロフォームの仮組みを行う。アルミテープで貼り付けて枠を作ったが剥がれやすくイマイチだった。取付には変性シリコンシーラントを使った。
枠完成。斜めになっているとあとで困るので水平器で水平を取った。
穴掘り完了。浅い部分、深い部分とポンプを設置する用の釜場を作った。本当はもう少し浅い部分を作る予定だったが、掘った土が少なすぎて土が足らず断念した。
仮に水を張ってみる
プールライナー二重に敷き(写真撮り忘れた)、池の形に馴染ませるために水を張る。スタイロフォームの枠が壊れないか不安だったが問題なかったようである。(土の上は20センチ程度しか水が来ていないのでそれほど圧力はかかっていないはず)
あと、忘れていたのでスタイロフォームにオーバーフロー用の切込みを入れた。カッターナイフで簡単に切れるので助かった。
今後の予定
今後は以下をやっていこうと思う。方法はぼやっとイメージはあるが固まっていないので週末に向けて考えてみることにする。
・余ったプールライナーの処理
・池の外側の仕上げ
・ろ過システムの設置
・見た目的な問題の解決
今回買ったもの
プールライナー。0.3mm厚さのものを2枚購入。これより分厚くなると敷くのが大変そうだなと思った。 (こちらは今回使用したもので、安価だったが品質に問題はなさそうである。)
変性シリコンシール材。スタイロフォームの接着に使用。あとはオーバーフロー部分の穴埋めなどに使う予定。シールガンを持っていないなら、安いのでよいので一緒に買うこと推奨。
スタイロフォーム。本当は40mm厚さのものを買う予定だったが、店でカットしてもらえなかったため自分出来るならと思い30mmのものにした。
(※スタイロフォームは送料がかかるものが多いので、近くにホームセンターがあればその方が安く買える。)