牛角が女性半額というキャンペーンをしたところ、それは性差別だとSNSで大騒ぎになったらしい。
このキャンペーン自体に対しては僕自身は特に何とも思わなかったのだが、差別だと言われればまあそうなのかなと思う。「一企業の判断だからよい」としてしまうと男女の給料に差をつけるのもアリになってしまうので。
牛角の言い訳もよく分からない。女性は男性に比べてお皿を食べる量が平均すると4皿少ないらしい。さらには家族やカップルで行けば男性もお得(!?)これは言わなくてよかったと思う。論点がずれている気がするし、本音のところは女性のファンを増やしたいので店に足を運んでほしかった、とかそういうところなんじゃないのかな。
それよりも個人的に気になったのは、この件に問題提起している人に対して「男のくせに小さい」とか「そんなんだから彼女の一人もできない」という批判をする人たち。これってただの人格否定であって反論になっていない。
テレビのコメンテーターとかが堂々と言っててゾッとする。これ、女性に対して同じようなニュアンスのこと言ったらかなり問題になるような気がする。
割り勘の議論も同じで、別に女性におごりたい男性がいて、男性におごってほしい女性がいるのは何ら問題ないと思うのだけど、おごらない男はケチだとか、おごってほしい女は金のことしか考えていないとか、そういう批判はただの人格否定でズレているし議論になっていない。この発言をする人はあまり頭の良くない人だと思う。
別に他人がどうとか関係なくて、自分の考え方と合う相手と付き合えばいいだけで、他人のことに口出しする必要はない。
男性、女性の話も大事だけれども、それ以前に自分と考えが合わない人の人格否定をしてぎゃあぎゃあ騒ぐのを何とかしないと男女平等以前の問題のような気がしている。
乱暴に言うと、(僕も含めて)日本人は程度が悪すぎて男女平等の議論するレベルに達していない。というところか。