人手不足と物価上昇が進む今日この頃。
ニュースでは新卒新入社員の初任給が30万円を超える会社が珍しくなくなった。
他社が上げるとそちらに優秀な人材が持っていかれてしまうということで、僕が所属する会社も次年度から初任給を大幅に上げるようである。賛否あると思うけど、好景気を知らない僕が思うに、きっとこうやって給料って上がっていくのだろう。
その金額が僕が社会人になったときの初任給の1.5倍超え。現行制度の初任給より5万円位アップ。目玉が飛び出そうである。
そう考えると、氷河期世代とかもう少し下の僕らの世代ってずいぶん割を食った気もする。
年功序列はやめるという口実で昇給を押さえつけられ(もう少し上の世代は逃げ切りでいい給料をもらっている)、今度は新入社員の初任給が大幅アップ。給料の傾斜がだんだんなくなっていく。
年功序列とか終身雇用みたいなのはもともとあまり好きではないので、どちらかというと今の流れには好意的である。
少し話は変わって、下の写真は帰りにたまたま立ち寄ったドラッグストアのさんまの蒲焼。
僕が社会人になったときはお買い得価格だと100円以下で買えたような気がする。
そういえば牛丼の並盛は300円しなかったが今は500円近くする。1ドルは100円前後だったような気がするし、最低賃金だって700円位だった。
そう考えると、新入社員の基本給の相場が1.5倍になるのってきっと当たり前なのだろう。どちらかというと僕が新入社員の頃のほうが色々なものが安く手に入って豊かだったのかもしれないなあとも思う。
ものごとを捉えるとき、ついつい自分の視点から自分の都合のいいように見てしまいがちだけど、少し冷静に考えるとそれなりに納得感があったりする。
文句を言っても嘆いても過去や世の中は変えられないし、少しでも損しないように賢く生きていきたいところである。