2021年7月に始めた庭の池が今月で12か月目になる。
プラ舟ビオトープとは少し勝手が違い試行錯誤した1年だったが、自分なりのスタイルがだんだん出来上がってきたと思う。
植物たち
5月下旬頃から色々な植物が勢いよく成長しだし、花も咲き始めた。
そして水は緑が濃くなってきた。
去年植えたナガバオモダカ。冬場に枯れてなくなり、温かくなっても芽がでないので枯れたかと思ったが生きていたようで去年は見られなかった花も咲いた。
(写真を撮った次の日には何者かに食害されて無残な姿になっていた)
そして睡蓮。我が家にきて4年目のシーズン。環境に慣れたからなのか若干肥料(マグアンプK)の量を増やしたからか昨シーズンから花がたくさん咲くようになった。
前はもう少しピンクが濃かった気がする。もう少し濃い色の花を選んだほうがよかったのかもしれない。
池の前の花壇に植えたカモミールも大きく成長し花が咲いた。
思ったより背丈が高く成長したのは誤算である。
生き物たち
新しい金魚を3匹迎え、池の中が賑やかになった。
池に入れて1か月余りたちもともと居た金魚たちともうまくやれているようでほっとしている。
写真は、ホームセンターでスティックタイプの餌を買ってきたのを与えているところ。餌が思ったより硬く長持ちして途中で飽きるのが欠点だが、金魚を近くで観察できるため異変に気付きやすいかもしれない。
スティックタイプの餌を2度ほど与えたところ、メンテナンスなどで池に手を入れると金魚たちが手を突っついてくるようになった。
金魚の餌は普段は粒のタイプのものをやり(これが一番楽で全員食べてくれる)、時々熱帯魚にやった残りの乾燥糸ミミズをやる(これは好き嫌いがあるようで食べる個体と口に入れるが吐き出す個体がいる)。ここにスティックタイプの餌を隔週くらいでやっている。
スティックタイプの餌。子供にも人気。
そして、金魚を飼い始めてからあまり姿を見せなくなったミナミヌマエビたち。
投げ込みフィルター周りがお気に入りなようで、掃除するときにフィルターを引き上げると何匹かくっついている。
卵を持っている個体や稚エビも結構いて、隠れてはいるがそれなりに数を増やしているようである。
池の手入れ
先日改造したろ過装置。ウールマットからスポンジフィルターに変えたことで詰まってオーバーフローすることはなくなった。
大体2~3週間に1度掃除すればよさそうである。
掃除は、スポンジフィルターを取り出してバケツに汲んだ池の水で洗う。
3度ほど繰り返すときれいになる。
スポンジフィルターの性能として、ウールマットには及ばないがそこそこ汚れが取れているようだ。何より短時間で目詰まりしないのはポイントが高い。
投げ込みフィルターも同じタイミングで清掃する。バクテリアうんぬんでいうと別々のほうがいいとも聞くが、そこまで気にしなくてもよいだろう。
バクテリアは確かに存在いるようで効果も感じるが、アクアリウム界隈のバクテリア論はなんだかうさん臭くてあまり信用していない。
投げ込みフィルターもスポンジ製だがこちらはろ過装置のものより目が細かく容積も大きいので大量に汚れを捕集している。
投げ込みフィルタ掃除1回目のバケツ。かなりドロドロである。
池の水替え
雨水で入れ替わったりはあるだろうが池の水を定期的に入れ替えている。こんな小さな池で生態系のサイクルが完成するとはとても思えないからである。
池の水はジョウロ(というか使っていない薬缶)に汲んで植物の水やりに使っている。農業用水だって池にためているのだから植物に与えたところで問題ないだろう。少なからず有機物が含まれており植物の栄養にもなるだろうし、下水処理施設の負荷も(雀の涙にもならないが)減り、水道代に節約にもなる。
ホースで水をまいたほうが明らかに楽なので多少労力はかかるが、趣味のことなので負担だとは思わない。
やってみたいこと
グリーンウォーター対策になるかはわからないが、庭池の水を使ったアクアポニックスをやってみたいと考えている。
最近仕事が忙しくあまり時間が取れておらず、そもそも具体案もまだないため実現するかはまだわからない。
(庭に池を作り始めた時の記事)