先日、キッチンカウンターに棚を自作した際に家に1台余っていたPCモニターを壁掛けにすべく、ホームセンターで買えるもので自作してみた。
壁掛けPCモニターは既にDIYでつくった書斎にて取り付けしたことがあり、この時は市販の壁掛け用モニターアームをAmazonで買って設置した。金額は1,500円程度だった。今回はアームは必要なく棚の部分に直接取り付けるだけでよいため、もう少し安価かつお手軽にできないかと考えホームセンターで比較的簡単に手に入るものを使ってみた。
◇書斎の壁掛けモニターアームの記事
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モニターの規格
PCモニターのアーム取り付け部分は、VESA規格という規格で作られているそうである。我が家にあったディスプレイもVESA規格(VESA100)のものであった。
これはディスプレイ裏側のねじ穴のピッチが100mm×100mmであるということらしく、ねじはサイズM4、長さ10mmのものを使うらしい。
材料
取り付け部分の仕様がわかったところで材料は以下のものをそろえた。ねじ類は島忠ホームズで1本単位で買えたので余りが出ずラッキーだった。
- 木材(1×4材)
- L字金具(木材を棚に固定するためのもの)
- 壁掛け用金具1(ディスプレイに取り付けるための金具。平たいもので等ピッチで穴が開いているもの。)
- 壁掛け用金具2(壁掛け用金具1と接続し、木材に引っ掛けるためのもの。今回は1×4材を使うため幅は20mmのものを選んだ。)
- ねじ(M4、長さ12mm×4本。金具1をディスプレイ1に取り付けるためのねじ)
- ねじ(M4、長さ20mm×2本。金具1と金具2の接続に使用。)
- ワッシャー(M4用×2個。金具1と金具2の接続に使用。)
- ナット(M4用×2個。金具1と金具2の接続に使用。)
- 机などに使うすべり止めのゴム(PCモニターにねじの頭が当たらないようにスペーサーとして使用。隙間が空けばなんでもいい。)
壁掛け用金具をの組み立て
材料がそろったのでモニターを棚に引っ掛けるための金具を組み立てていく。
組み立てるといってもかなり簡単なもので、まずは金具1と金具2をねじとボルト・ワッシャーを用いて接続する。(ワッシャーはねじ側に取り付ける。)
次に、ねじの頭の部分に机などに付けるすべり止めのゴムを貼り付ける。これで完了。
すべり止めゴムを貼り付ける目的は、ねじの頭がPCモニターに直接当たらないようにするためと、モニターの角度調整が目的である。今回はたまたまあったすべり止めゴムを使ったが、木材の切れ端を使うなど目的が果たせればなんでもいいと思う。
PCモニターに壁掛け用金具を取り付ける
組み立てた金具をPCモニターに取り付けていく。
PCモニターのアームの取り付け用の穴の位置を見て、ちょうどいい位置に金具をねじで取り付ける。この時、平たい金属(壁掛け用金具2)はモニターの重さで引っ張られるように取り付けるのがいい。(紙などを思い浮かべるとよいと思うが、紙を立てて上から押さえるとすぐに曲がるが、引っ張るとそこそこ強い。金属も同じなのでこうすることで薄い板でもしっかりモニターを支えることができる。)
1×4材にはこんな感じ引っ掛ける。木の厚み+1~2mm幅の金具を選ぶと安定感があっていいと思う。
PCモニターの取り付け
いよいよPCモニターを取り付けていく。
まずは下の写真のように1×4材を棚に取り付ける。取付位置は、モニターを木材に引っ掛けた状態で位置を決めたうえで取り付けると手直しが出ない。
なお、L字金具が余っていたため上側、下側2か所ずつ計4か所止めたが、よほど大きいモニターでなければ下側2か所でも問題ない気がする。(試していないので保証はしかねます。)
1×4材が取り付いたら、画面を引っ掛ける。中々いい感じに収まった。
金具で引っ掛けているだけなので、コード類を抜けば取り外しも簡単で、モニターを交換するのも容易である。
さいごに
家に余っていた材料をうまく使えたこともあり、数百円で壁掛けPCモニターを設置することができた。また、設置方法の簡単さや使い勝手で言っても市販のものと比べて遜色ないものができたと思う。
設置したPCモニターは特に用途も考えずにやってみたいというだけでつけたもので、TVチューナーなどもないためChoromecastを接続している。
通販は楽天よりAmazon派で、お急ぎ便を使うためにPrime会員になっていた。
PrimeVideoはほとんど利用したことがなかったが、せっかく設置したモニターを使おうと思って最近見てみたところ結構色々あって暇つぶしには中々良い。最近レンタルビデオ店が激減しているのもなんとなくわかった気がする。