いもじろうの雑記

庭の池、水槽、DIYのことや普段の生活について書いています

庭池のリニューアル。庭にモルタルで池を作る(⑤塗装~完成)

モルタルを使った濾過装置の成型と池の縁の補修が完了し、その後待つこと数週間。
池そのものを構成するモルタル打設からは1か月程度経ったため塗装を始めていく。

池の乾燥とシール処理

せっかくの養生・乾燥期間なのにしばしば雨が降り中々乾燥が進まないので、最後は(髪の毛を乾かす用の)ドライヤーやブロワーを使って半強制的に乾燥させた。

乾燥後によく見ると、ひび割れ対策としてモルタルの中に入れた亀甲金網の一部が表面から露出してしまっており錆びてしまっていた。また、濾過装置周りのモルタルなどの水漏れに関係ない箇所は作業が雑すぎて段差やひびがたくさんできてしまっている。

このまま塗装でも機能的にはさほど影響なさそうだが、一応コーキング剤を塗ってある程度表面を平滑にしておくことにした。

庭池 DIY モルタル池 シール処理

使用したコーキング剤(変性シリコンコークQ)

使用したのは変性シリコンコークQ。乾燥時間が早く、上から塗装ができる。
(注:シリコンコークを塗ってしまうと上から塗装ができないので、変性シリコンやウレタンなど、塗装可能な材質を選ばないとあとで困ることになるので注意。)

庭池 DIY モルタル池 コーキング

コーキング処理後

塗装

コーキングを1日置いてから塗装を始める。塗料はサンデーペイント「コンクリート床・池用」を使用する。

この塗料は1.6Lで4m2ほど塗装ができるようで、新しく作ったモルタル池は1缶で2回塗装ができそうである。
池は下塗り1回+上塗り2回としたいので塗料は2缶必要。余らせても仕方ないので下塗り2回と上塗り2回の合計で4回塗装することにした。

モルタルの色が薄いので、塗り残りが分かりやすいように下塗りは濃いめの色の塗料を選ぶことにした。
上塗りで別の色を塗るため濃ければ何色でもよい。迷うことなくAmazonで一番安かった緑色の塗料を購入した。

庭池 DIY モルタル池 塗装 池用塗料

下塗り(2回)完了

下塗り1回目が終わったところだと結構塗り残しがあったため、2回目はその部分を重点的にしっかり塗装した。
濃いめの色にしたおかげで、意図したとおりに塗り残しが良く分かって作業しやすかった。

庭池 DIY モルタル池 塗装 池用塗料

上塗り1回目完了

上塗り1回目が終わったところ。とりあえず水に触れる部分を塗装した。
乾燥期間が少し短かったからか、下地の緑色が少し浮きだしてしまっている。

庭池 DIY モルタル池 塗装 池用塗料

上塗り2回目完了

庭池 DIY モルタル池 塗装 池用塗料

上塗り2回目完了(別角度から)

上塗り2回目が完了。今度は池の外側まできちんと塗装した。
上塗りの塗料はライトグレー。見た感じもそれっぽくなった。説明書によるとここから10日以上乾燥させて3日間ほど水を張りあく抜きを実施(あく抜きは2~3回)実施とのこと。

庭池 DIY モルタル池 塗装 池用塗料

塗料の使用方法(缶に記載)

ポンプや濾過装置類の設置

乾燥期間をずっと待っていられないくらいにはせっかちな性格なので、塗装完了後数日置いてかなり乾燥が進んだ後にポンプや濾過装置類を設置していく。

庭池 DIY モルタル池 水中ポンプ

ポンプの設置

ポンプは接続する配管の高さに合わせるために下にレンガを置いた。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

濾過装置の底

濾過装置の底は大きめの石をスペーサー代わりに入れる。
この上に前に使っていた濾材を入れていくが、それはあく抜き後にする。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

濾過装置の上部

濾過装置を上部から見たところ。出口側には流木を置いてみた。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

排水用の網を設置

排水用の網を設置。事前に加工していたためぴったり収まった。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

タッパーについていた水切り用の仕切りを設置

網の上に、タッパーについていた水切り用の仕切り(タッパーの底に置くタイプ)を設置する。
この仕切りの下側に水が流れて網に水が落ちていく。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

洗濯用ネットをセット

水切り用の仕切りの上には目の細かい洗濯用ネットを設置。
当初はスポンジフィルターを設置する予定だったが、先日茶こし用の金網を使ったときにいい感じだったので急遽予定を変更した。
二重になっているので細かいゴミも結構取れると思われる。

水張り・あく抜き

寒くなる前にメダカを池に入れたかったので、上塗り完了後1週間乾燥させてあく抜きを実施。あく抜きは水を張って半日おき水を抜く方法で計2回実施した。

庭池 DIY モルタル池 塗装 あく抜き

水張り1回目

あく抜きはポンプを回しながら水を張り半日くらい置いて水を抜く。

庭池 DIY モルタル池 塗装 あく抜き

水張り2回目

水張り・あく抜きしながら石などを入れてレイアウトを進めていく。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

水張り後の洗濯用ネット

池に水を張ってポンプを動かすと、セットしておいた洗濯用ネットにいい感じにゴミがたまっている。
またホースを折り曲げたおかげで水量もそこそこいい感じで絞ることができた。

ポンプ稼働後の池の様子

ここまできたら最終段階。水の流れなどを確認していく。
多分このタイミングが一番楽しい。

庭池 DIY モルタル池 通水 水の循環

濾過装置~小川

濾過装置から小川まで。
川の部分の水位もいい感じに少なくなり溢れる心配もなさそうである。

庭池 DIY モルタル池 水の循環

稚魚用スペース

手前の稚魚用スペースにもきちんと水が流れ込んでいる。

庭池 DIY モルタル池 水の循環

小川の中流域

小川の中流域。
この部分は最初の通水時に水が溢れそうになっていた部分だが、縁のかさ上げをしたため溢れる心配はなさそうである。

庭池 DIY モルタル池 水の循環

小川の下流域

小川の下流域。
途中に石などの障害物を置くと、障害物にあたって水がうねる。この部分でいい感じに酸素が供給されることを期待している。

庭池 DIY モルタル池 オーバーフロー

オーバーフロー部分

オーバーフロー部分。こちらもきちんと機能している。
ただ、メダカが乗り越えて流れて行ってしまいそうなので何か対策したほうがいいかなと考えている。

庭池 DIY モルタル池 水の流れ

全体像

全体像。小川のおかげで水の動きが目に見えてみえる。中々楽しい仕上がりになったと思う。

池の完成、残るは生体投入

2ヶ月くらいかけてモルタル池が完成した。作業時間よりはモルタルの硬化や塗料の乾燥等を待つ時間が多かった。

庭池 DIY モルタル池

新庭池(モルタル池)完成

あとは植物を入れて生体を投入していくだけである。幸い今年は気温が高めなので移行はそこそこスムーズに進みそうな気がする。

庭池のリニューアル。庭にモルタルで池を作る(④濾過装置の設置とポンプ試運転)

池と濾過装置が完成したため、あとは最終段階の濾過装置の調整や塗装を行っていく。
あく抜きがてら池に水を張りつつポンプの試運転を行い、問題があればモルタルのアルカリ分を抜いている間に対処していく。

濾過装置に網を設置

濾過の外側は完成したため、中身を決めていく。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

濾過装置(上から撮影)

濾過装置はタッパー部分でゴミを濾しとり、その下にある塩ビパイプ内に生物ろ過用の濾材をセットすることを考えている。
もともとはスポンジフィルターを設置する予定だったが、排水口用のかごが丁度いいサイズだたっためそれをセットしてみることにした。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

排水口用の網

100均でよさそうなものを選んで買って帰ったものの、縁が大きくて収まらない。
加工しやすいようにプラスチック製のものを購入していたのが功を奏した。縁をカットしてタッパー内にかごが入るようにする。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

網設置後

丁度いい感じにおさまった。
このときはここに排水口用のネットをセットしようかなと考えていた。大まかな構想は考えていたが細かいところは行き当たりばったりである。

オーバーフロー

雨などで池が満水になったときに水が外に流れ出すシステムが必要になる。
我が家の庭は裏手は川になっているため、溢れた水を庭ではなく川のほうに流したい。

庭池 DIY モルタル池 オーバーフロー

写真右上のホースの位置を少し低くしたい

池を作るときにコンクリートブロックより少し高くモルタルを打設しておいたため、オーバーフローさせる部分だけモルタルを剥がして水の通り道を作る。

庭池 DIY モルタル池 オーバーフロー

ハツリ前

ハツリにはタガネと金づちを使う。
タガネの尖っている部分をモルタルに当てて、金づちで叩いてモルタルを割っていく。

庭池 DIY モルタル池 オーバーフロー

ハツリのための道具(金づち、タガネ)

ハツリ完了後。
他の部分より低くなっているためここから水が外に溢れる。

庭池 DIY モルタル池 オーバーフロー

ハツリ後

ついでに余ったモルタルで土手を作った。
水がブロック塀の上を回り込んで庭に戻ってくるのを防ぐためである。多少は水が両サイドに漏れるだろうが、オーバーフローするときは大雨なので溢れる水の大部分が外に流れてくれれば問題ないだろう。

庭池 DIY モルタル池 オーバーフロー

オーバーフロー完成

通水確認

網を設置したので一度池に水を張って通水してみることにする。
最初は結構ゴミが出そうなので、仮設で茶こし用の目の細かい網をセットしてみた。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

茶こし用の網をセット

通水前に濾過装置の出口の穴に貼っていた養生テープを取り外す。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

濾過装置の出口

そしていよいよ池の水張りと通水開始。
ホースで池の1/3ほど水を張り、ポンプを起動させる。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

ポンプ起動開始

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

網の周り(拡大)

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

濾過装置の出口(拡大)

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

別の角度から

濾過装置の脇のあいたスペースに小さい仕切りを設置した。ここは稚魚用のスペースにしようかなと思っている。
あらかじめ埋め込んでおいたエアチューブから少しずつ水が流れてくるようになっている。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

エアホースの穴から少しずつ水が出る

ポンプを起動してみた印象としては、少し循環する水量が多い気もするが、大きな問題はなく機能しそうというところ。
ここから池の水を張りつつ、モルタル表面のアルカリを中和するためにミョウバンを溶かしてみる。
ミョウバンの量は下のサイトを参考に水100Lに対してミョウバン10~20gにした。

参考URL:https://www.taimei-chem.co.jp/product/05.html

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

池にミョウバンを溶かす

ミョウバンはそのまま水に入れると溶けにくいので、湯で溶かした後に池に投入した。
ミョウバン水溶液は白濁しており池に投入すると水の流れが良く分かった。まんべんなく水が動いており、数分で池の水はまんべんなく白っぽくなった。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

赤線に沿って水が循環する

課題と対策

水の循環含めて大きな問題はなさそうである。
ここから数日、ポンプを動かし水を循環させながら様子を見たところ、2つ課題が見つかった。

  1. 川の部分から水漏れ
    川の部分の一部で池の縁を水が乗り越えて少し水漏れが発生しているようである。写真の通り、池の縁が一部濡れているため水漏れと判断した。
    数日様子を見ても池の水位に目に見えて変化は見られないため、無視してもいいレベルではあるのかもしれないが念のため対策しておく。

    庭池 DIY モルタル池 濾過装置

    ミョウバン水溶液を循環させて数日後

     水漏れが懸念されるのは、下の写真に印をつけた箇所である。

    庭池 DIY モルタル池 濾過装置

    漏水懸念箇所(上流側)

    庭池 DIY モルタル池 濾過装置

    漏水懸念箇所(下流側)
    漏水が疑われる箇所は防水モルタルを使って池の縁の部分をかさ上げした。

    庭池 DIY モルタル池 濾過装置

    かさ上げ完了

    余った分は適当な箇所に塗っておいた。乾燥させつつしばらく期間をあけて、この後池用塗料で塗装していく。

  2. 循環水量が多すぎる
    ポンプ出口側の抵抗が少なすぎて循環水量が多すぎる。これは1番目の課題にもつながってくる。
    できることはあまり多くないが、ポンプ出口側のホースを長くして折り曲げて抵抗を増やしてみた。

    庭池 DIY モルタル池 濾過装置

    対策前(ホースまっすぐ)

    庭池 DIY モルタル池 濾過装置

    対策後(ホース折り曲げ) ※写真がなかったので塗装後の写真

    対策前と比べると水量は少し少なくなったがまだ多いような気もする。ポンプは消耗品なので次回買う時はもう少し能力の低い(水量の少ない)ものを選んでもいいかもしれない。

あとは仕上げを残すのみ

機能的な部分もほぼ押さえることができ、残すところは仕上げのみ。
しばらくは空気にさらしてアルカリ成分を中和させつつ、モルタルを乾燥させる。
仕上げの工程については次の記事で書くこととする。

庭池のリニューアル。庭にモルタルで池を作る(③濾過装置製作・設置)

新しい池の水をためる機能については問題なく完成したため、内部に濾過装置を設置し、最後に仕上げで塗装をしていく。
実は11月末には池は完成しており、その後特に問題もなく運用できている。

とにかく雨ばかり降る

実際に作業をしていたのは10月から11月末にかけてだった。
時期的にあまり雨が降らないイメージだったのだが、日ごろの行いが悪いのか週末が近くなると天候が悪い。コンクリートを打つ時も天気予報が外れて雨が降ったり大変だったが、その後も毎週のように雨が降り何回水を抜いたか分からないくらいである。

庭池 DIY モルタル池

作業開始時にはいつも池に水が溜まっていた。

溜まった水はサイホンの原理を使ってホースで抜く。
ホースの吸い込み側の口を水面ぎりぎりに構えて、ホースリールを伸ばして勢いよくホースに水を入れて通水させる。
その後素早く水中にホースの端部を入れればあとはサイホンの原理で自動的に水が抜ける。あと残った水は雑巾を使って拭き取る。

庭池 DIY モルタル池

水抜き後。後は雑巾を使って拭き取る

濾過装置を作る

気を取り直して濾過装置を作る。
濾材を入れる容器(塩ビパイプ)は今まで使っていたものを少し改造しつつ再使用する。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

濾材を入れる容器

前は下の写真の形状だった。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

前に使っていた濾過装置

今回は出口側のパイプを改造する。
池の壁面が鉛直ではなく少し傾斜が付いているので傾斜に合わせたパイプを作る。
材料は前に使っていた濾過装置のパイプを切って使う。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

切り出した塩ビパイプ

パイプに少し傾斜が付くように斜めに切り、これを塩ビ用接着剤で無理やりつなげる。
最終的にはモルタルで仕上げる予定なので多少隙間があっても問題ない。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

接着した後。これで配管に少し傾斜が付く。

配管ができたので、水平器で角度を見ながら仮組みしていく。
(写真の赤い線に沿って水が流れる。)

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

濾過装置仮組み

ポンプ側の配管にはホースジョイント(下の写真の左)を取り付ける。
今回は配管とのサイズが合わなかったためブッシング(下の写真の真ん中)を使ってサイズを合わせた。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

ポンプ取り合い部分の材料

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

組み立てるとこんな感じ

ここにポンプに付けたホースを接続することでワンタッチでホースを取り外すことができ、ポンプの取り外しが簡単にできる。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

ポンプを接続したイメージ

濾材を入れる容器の上部には、ゴミ取り用のスポンジを入れるためのタッパーを設置する。
ただ乗せただけだと当然水が流れないので濾材入れ部分に合わせた穴をあける。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

穴あけ前

穴はアクリルカッターを使ってあけた。
濾材入れの内径と同じサイズの円をマジックで書き、そこをなぞるように少しずつ削って穴をあけていく。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

穴をあけたあと

穴をあけて濾材入れと合わせると少し穴のサイズが小さいので、あとはやすりで削ってサイズを合わせていく。
ちなみに、給水のパイプを接続するための穴とオーバーフロー用の穴をドリルやホールソーであけたのだが、ぼーっとしており位置を間違えてしまっている。
ここもモルタルで埋めるので、間違えた穴は気にせず新たに穴をあけなおした。

ここまでできたら準備完了。
濾過装置を仮組みする。この後モルタルで埋めるので、穴が開いている部分はモルタルが流入しないように養生テープを貼っておく。

庭池 DIY モルタル池 濾過装置

濾過装置の仮組み完了

モルタル打設

濾過装置が組み終わったので、これをモルタルで埋めていく。
池自体がモルタルなので、塩ビパイプをモルタルで埋める事で一体感が出るはずである。
今回は水漏れしないことが分かっている池の中での作業になるため、多少隙間があったとしても問題ない。

まずはラス網を巻き付けていく。
池のモルタル打設の時はラス網が売り切れだったため仕方なく亀甲金網を使ったのだが、近くのホームセンターをのぞくとラス網が入荷されていた。
亀甲金網よりもラス網のほうが折り曲げ等の加工がしやすかった。

庭池 DIY モルタル池 モルタル打設

ラス網設置完了

モルタルを打つ前に、口を養生テープでふさいだコップを用意した。
これをモルタルの中に埋め込んで壁面に横穴を作ってみる。

庭池 DIY モルタル池

100均で買ったコップ

準備は整ったのでモルタルを練り打設していく。
先ほど用意したコップは、モルタルを打設しながら隙間の多い部分に適宜設置していく。

庭池 DIY モルタル池

濾過装置の周りにモルタルを塗っていく。

目算を誤りモルタルが足りなくなったりしつつも打設を進めていき、無事に完了。どうせ水漏れしないからということで気が抜けて作業が雑になってしまった。
壁面に見えている緑色の丸い部分がコップを埋め込んだ部分。
写真左側の空間はポンプを設置する場所(ポンプ室)

庭池 DIY モルタル池

モルタル打設完了

庭池 DIY モルタル池

真上から撮影

ついでに、濾過装置の蓋にするためにタッパーの蓋にもモルタルを塗っておいた。

庭池 DIY モルタル池

モルタルを塗って濾過装置の蓋にする

庭池 DIY モルタル池

濾過装置の蓋

土手で仕切ったポンプ室の上には目隠しの蓋を乗せることにした。
蓋は余ったモルタルで作った。

庭池 DIY モルタル池

ポンプを設置する空間

庭池 DIY モルタル池

ホースジョイント取り付け

ポンプを設置すると下の写真のようになる。

庭池 DIY モルタル池

ポンプを設置したところ

ポンプ室に蓋を乗せるとこんな感じ。
土手の下には水やゴミが通るための穴をあけているが、水の流れが速いと生き物が吸い込まれてしまう恐れがあるし、万が一詰まると怖いのであえて大きく隙間が空く形状の蓋としている。

庭池 DIY モルタル池

ポンプ室の蓋

池の形が出来上がった

濾過装置周りのモルタル打設が完了し、これで池の形が完成した。

庭池 DIY モルタル池

濾過設置完了

あとは細かい部分の補修と塗装が残っている。
モルタルは打設して当面の間は表面が強いアルカリ性なので、この状態では塗装ができない。
塗料の説明を見るとモルタル打設後3週間程度は期間を空けるよう書いてあるため、あく抜き(水張り、水抜きを何度か繰り返す)を行ったり濾過装置の通水確認なんかをしながら機が熟すのを待つことになる。

今日の一枚-新庭池(モルタル池)完成

庭池 DIY モルタル池

新庭池完成

ペンキを塗って1週間程度。(説明書には池にするなら10日ほど乾燥させろとあった)
一応水を張って半日程度置き、水を抜く工程を2回経て庭池が完成した。
水道水+安物のカルキ抜きでカルキを抜きつつ、古い庭池の水とオーバーフロー水槽の水替えで捨てる水を入れたので多少はバクテリア類も入っていると思われる。

上記の状態で丸一日放置し、PHを見たところ仮設容器と同程度であったため植物類(睡蓮他)と生き物(メダカ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシ)を投入。
2日くらい様子を見た感じ特に死ぬ個体もなく問題なさそうである。12月にしては暖かい日が続いているのもありプラス方向に作用したと思われる。
(実は塗装前のモルタル状態で水を張っていた際(アルカリ性)に、仮設容器の水を少し池に捨てたらメダカが1匹混じっていて半日経たず死んでしまっていた。)

手前の小川は石の置き方しだいで乱流ができていい感じに酸素を取り入れてくれそうなので、当面はエアレーションを兼ねたスポンジフィルターはなしで運用してみようと思う。(金魚もいないし、冬だしさほど水も汚れないだろう)

昼間に見るとペンキが少し明るすぎたような気もするけれども、すぐに汚れて暗くなってくると思われる。あとの微調整は来年暖かくなってからじっくりやればよいだろう。

今日の一枚-庭池塗装完了(完成)

モルタル池 庭池 DIY 塗装

庭池塗装完了

アライグマに壊された古い庭池の撤去から1か月半。ようやく新しい庭池の塗装が完了し、予定していたすべての工程が終わった。
残るは塗料の説明書きに従い2度ほど水を張って抜くを繰り返してあく抜きをすればよさそうである。

細かい作業については別途記事にまとめようと思う。

作業期間は普段はほとんど見ていない天気予報を毎日チェックしていたが、天気予報ってあまりあてにならない。1週間後の天気なんて全く当たらないし、何なら翌日の天気も外してくる。こんなに当たらないならいっそのことフルでAIに任せてしまって気象予報士の人は研究とかに注力すればいいと思う。
11月ってあまり雨が降らないイメージだったのだが毎週のように雨が降り、そのたびにたまった水を抜き、乾いたと思ったらまた雨。最後はしびれを切らしてブロアーとドライヤーで無理やりコンクリートを乾かして塗装を強行した。
剥がれてこなければよいのだが。

さて、池はできたがもう12月。バケツに退避させているメダカたちを池に入れるかどうするか迷うところである。

今日の1枚−モルタル池DIY、モルタル打設作業完了

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モルタル池のDIY。

ろ過装置のポンプ室周り(写真の右のほう)のモルタル打設が完了し、これでモルタルを使う作業が全て完了した。

今回は水漏れしないことを確認済の池の中の作業で水漏れを気にしなくてよいため気が楽だったのだが気を抜きすぎて仕上がりが少し汚くなってしまった。

ここからしばらく期間をあけて、内部に塗料を塗って完成となる予定である。

庭池のリニューアル。庭にモルタルで池を作る(②穴掘り~モルタル打設)

古い庭池を撤去し終わったので新しい池を作っていく。
今回は穴掘りの続きからモルタル打設まで。

穴を掘る

頭の中で何となくイメージした形に穴を掘っていく。
本当は設計図などを書いてしっかり計画したいところであるが、計画したところで地面の状態やその時の気分で変わるので設計図などは書かずに頭の中のイメージに沿って作業していく。

庭池 DIY モルタル池

作業する前

写真右側が深場で水深は60センチくらい、真ん中の奥に島、手前が中くらいの深さで40センチくらい、左奥が浅場で水深20センチくらい。
写真手前の花壇になっている部分を小川にして、写真左手前を流れ込みにする。
余った土で土手を作り、花壇を埋めて土を固める。何となく形が見えてきた。

庭池 DIY モルタル池

穴掘り完了

水抜き管や濾過装置関係で配管を貫通させようかなと少し迷ったが、水漏れリスクを少しでも減らしたいのでまずは水が漏れない池の形を作り、必要な設備はモルタル打設完了後に別途池の中に作ることにした。

砕石を敷く

穴を掘ったら、底部分に砕石を敷いて締め固める。うちには庭木用の太い支柱があったのでそれでたたいて締め固めた。
砕石を入れる理由は尖った石を敷いて締め固めることで地盤沈下の予防になる。とのこと。

庭池 DIY モルタル池

砕石を敷いたあと

モルタル打設(下塗り)

砕石を入れたらモルタルを打設していく。
初日はモルタルを練る練習もかねて崩れそうな部分の補強をする。インスタントモルタル(砂3:セメント1が混ざったもの)に水を加えてをプラ舟の中で混ぜる。
スコップで混ぜたのだがこれが中々大変で上手く混ぜることができなかった気がするが、今回は練習もかねて重要ではない部分なのでそのまま打設(というか手で塗りつける)していく。
セメントは強アルカリ性なので、水分を通さない厚手の手袋は必ずつけた方がいい。(動画などで素手で触っているものがあるが長時間触っていると皮膚が溶けて大変なことになるので注意。)

庭池 DIY モルタル池

モルタルお試し打設完了

平日は仕事だったため翌週。インスタントモルタルとマノール防水材を買い込み、池全体に下塗りをしていく。
前回はスコップで混ぜたが大変だったので100均でしゃもじと熊手(?)を購入した。
モルタルをプラ舟にあけて、水とマノールを混ぜたものを加え、熊手としゃもじを使って混ぜる。これ中々使いやすく前回より手際よくいい感じに混ぜることが出来た。
しゃもじは打設中にモルタルを寄せ集めるのにも活躍したが、穴の開いていないもののほうが使いやすかったと思う。

庭池 DIY モルタル池

モルタル打設に使った道具

なお、水の量はセメント重量の60%で練った。
インスタントモルタルの25%がセメントで、今回は25kgのインスタントモルタルを使ったので水の量は「25kg×0.25×0.6=3.75kg(3.75L)」⇒キリよく3.7Lとした。
マノール防水材はセメントの量の2%で、防水性能を高めたい場合は5%程度まで添加量を増やすとのことだったので4%添加してみた。

角度が急な部分は土が少し崩れたりしながらも作業を進めていく。伸ばしていくというよりは押し付けて広げるイメージのほうが作業しやすかった気がする。
コテで仕上げている人が多そうだったが、別に平滑にする必要もないため僕は手で塗ってみた。

庭池 DIY モルタル池

下塗り途中1

庭池 DIY モルタル池

下塗り途中2

庭池 DIY モルタル池

下塗り完了

昼前から初めて暗くなるまでかかった。
モルタルの下塗りをしたことで池の完成イメージにかなり近づいた。

金網を敷く

翌日、モルタルのひび割れ防止に金網を敷く。
ブログやYoutubeでは土の上にそのまま金網という物が多かったが、土の水分であっという間に金網が腐ってしまいそうなのでまずはモルタルを下塗りしておいた。
金網はラス網を使いたかったのだが近くのホームセンターでは売り切れだったため亜鉛メッキされた亀甲金網を使った。池の形に添って曲げたかったのだがうまく曲げられるかなり浮いてしまっている。

庭池 DIY モルタル池

亀甲金網を敷いたところ

金網は多めに買ったつもりだったが微妙に足りなかったため、ひび割れのリスクが少なそうかつ補修しやすい小川部分は金網なしで進めることにした。

モルタル仕上げ

金網を敷いたら仕上げ(上塗り)のモルタルを打設していく。
最初は要領がつかめず金網が浮いてしまいモルタルが厚くなってしまったりしたが、金網の端から順番にモルタルを塗ることであまり網が浮かずきれいに仕上がることに途中で気づき作業スピードと精度が上がった気がする。
今回は下地が硬いので軽く押さえながらモルタルを伸ばしていくようなイメージで塗るのが作業しやすかった。前回同様コテは使わず手(手袋着用)での作業。

庭池 DIY モルタル池

モルタル仕上げ途中

庭池 DIY モルタル池

モルタル仕上げ完了

手で仕上げたのでかなり凸凹している。表面積が広くなり微生物がたくさんくっつくと前向きにとらえることにし、あまり気にしないことにする。

水張り(漏れ確認)

モルタル仕上げをした日の明け方から雨が降り出し、少し池に水が溜まってしまっていたが、モルタル(セメント)は水とセメントが反応して固まるため水がたまるのはさほど問題ないだろう。
結局翌日まで断続的に雨が降り、そこそこの水位まで水が溜まってしまった。

庭池 DIY モルタル池

雨水がたまってしまった

午前中には雨はやんでいたようなので、大きく漏水しているということはなさそうである。
溜まった水にリトマス試験紙を付けてみると真っ青(強アルカリ性)になった。

庭池 DIY モルタル池

溜まった水は強アルカリ性になっていた

もうここまできたら流れで漏れ確認しておこうということで水を張る。
想定していたより池の容積が大きかったようで中々満水にならない。水が溢れるまで抽水を続ける(写真奥側に水が溢れるように堰が低くなっている)

庭池 DIY モルタル池

水張り中

池を満水にした状態で24時間放置したところ、水位は下がらず漏れもなさそうである。
素人DIYにしては上出来かな。

庭池 DIY モルタル池

満水状態のモルタル池。水漏れチェックは問題なさそう。

色々不安はあったがここまでは順調に進んでいる。
モルタル表面のアルカリ成分が弱くなるまで養生しつつ、その間に濾過装置周りの整備をしていこうと思う。
せっかくここまでやったのだから、モルタルを使ってあまり濾過装置感のない雰囲気のものを仕上げていきたいと思う。

参考(池づくりの情報収集)

素人DIYであまり自信がないので参考に他の人のブログやYoutubeなどをいくつか見てみたのだが、どう見てもこれはダメだろうという情報も散見された。

見分け方としては、池づくりだけでその後の情報がないものは要注意で、池を作ったあとにも池のことに触れられているものはある程度信用していい(少なくても持続的に池として使えている)という判断をした。